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長友、ふくらはぎOKも「体も頭も動いていなかった」

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[6.6 国際親善試合 日本4-3ザンビア タンパ]

 右ふくらはぎの張りを訴えてザンビア戦前日練習で別メニュー調整を行ったDF長友佑都(インテル)だが、ザンビア戦は先発フル出場を果たした。

「(キプロス戦で)打撲したところがちょっと固くなっていたのだけど、90分間プレーしたから大丈夫」と問題のないことを強調。その言葉通り、前半45分に柿谷曜一朗に完璧なクロスを送ったほか左サイドでの1対1ではほぼ全勝するなど、さすがの動きで存在感を見せた。

 ただ、今は自身のプレーを単純に評価するような時期ではない。気になるのはチーム全体としてザンビアに1対1で負けていたこと。「ザンビアに負けていたらコートジボワールの前線に勝てるわけがない。ネガティブに考えているわけではないが、このままではいけない」と、コスタリカ戦に続いて警鐘を鳴らす。

 とはいえ、チーム全体が疲労で足が重かったのも事実だ。通常、中3日の試合の場合は軽めの調整が続くものだが、現在の日本代表はあくまで6月14日(日本時間15日)のコートジボワール戦を見据えて練習しており、疲れが抜けきっていない。

 しかし、長友としては言い訳無用。「立ち上がりからフワっとして入ったというのがあったし、体も動かない中、頭も動かなくなっていた。そこは改善していかなければいけない」と厳しい顔を見せる。目指すところは頂点。高いところを見つめているだけに、反省の言葉も強烈だ。

(取材・文 矢内由美子)

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