beacon

[MOM1051]立正大淞南FW井上直輝(2年)_持ち味はズバリ「得点力」、予選初先発で2発!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.7全国高校総体島根県予選決勝 立正大淞南高3-0 松江南高 松江市営陸上]

 全国の舞台を懸けたファイナルで、効果的な時間帯の2得点で勝利に大きく貢献。立正大淞南高FW井上直輝(2年)は「絶対に決めようと試合前から考えていたので、イメージはできていました。気持ちで決めたゴールだと思います」と笑顔で振り返った。

 この日が今予選初先発で、南健司監督からは試合前に「この試合のために、これまで出していなかった。ここでしっかり結果を残せ」とハッパをかけられていた。その期待に最初に応えたのは、29分。アーリークロスをヘッドで合わせたシュートを「良いところにクロスを上げてくれたので、触るだけだった」と振り返るが、相手DFの間に入り込んだポジショニング、タイミングの良いジャンプが光った。なかなか先制できず、前半終了まで残り5分あまりという、時間帯も効果的な先制点だった。

 さらに後半24分には、2トップの相棒である中島隆司のパスを受けてフリーとなると、落ち着いて蹴り込んで2点目。右手の人差し指を高々と突き上げ、応援団の待つスタンド前で手荒い祝福を受けた。「練習でやっていることをやるだけ、と考えていたので、いつも通りに打てば入るかな、と思った」と振り返る追加点は、1点目と同様に、なかなか追加点が奪えない中で決めた、価値あるゴールだった。

 南監督がズバリ「得点力」と評価する持ち味を、大事な舞台で遺憾なく発揮。全国総体に向けて「フォワードなので、ゴールを決めること。チームのために走って、自分ができることを精一杯やりたい」と意気込みを語った。今年の立正大淞南のFWは、プリンスリーグ6試合で8得点を決めている中島隆司が注目されているが、その中島が無得点に終わった試合での井上の活躍は、悲願の全国制覇を目指す立正大淞南にとっても、この上なく心強いものとなったに違いない。
 
(取材・文 石倉利英)

▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2014

TOP