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長友「ジェルビーニョの特徴をチームに伝える」

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 ジェルビーニョ、ドログバ、カル―……。ケガで出場が微妙なヤヤ・トゥレも含め、圧倒的な個の能力を持つコートジボワールに対し、DF長友佑都(インテル)は、「初戦では最高の選手たちと対戦する。まずはしっかりとそこを止めて、チームが勝つことを考えている」と力強く言い切った。

 今回のコートジボワール代表の脅威として挙げられるのが、3トップのサイドでプレーするFWジェルビーニョの突破力だ。セリエAローマに在籍するスピードスターにして、エースFWドログバの後継者と目されている27歳。ただ、リーグで何度も対戦してきた長友にとっては、細かい特長を含め、多くの情報を持っている選手でもある。

「彼の特長は抜群のスピードとドリブルのキレ。普通に走るスピードと、ドリブルスピードが変わらない。ギリギリのところでの深い切り返しもある」と強く警戒しつつ、「どちらかというとスペースを好んで、そこへドリブルで入っていく選手。守りとしてはスペースを与えないようにするのがいい」と指摘した。

 インテルで対戦した際は「チームが連動してうまく抑えることができた」という印象がある。それは日本代表でも同じ。「僕個人として1対1で勝ちたいという思いもあるが、やはりチームとして連動していないと良い守備はできない。まずはチームでしっかりと戦術や連動を高め、個人としてもしっかりやりたい」と、フォアザチームに徹する構えだ。

 4年前の親善試合では、何もできずに0-2で完敗した。「代表のキャリアで一番強かったんじゃないかというくらいのレベル差を感じた」(長友)。

 しかし、今回は違う。日本代表は個としてもチームとしても大きく成長した。長友をはじめ、多くの選手が多くの対戦相手の特徴を経験値として把握している。

「イタリアで対戦して知っているところをみんなに伝えられればいい」と長友。4年間の成長を示す最高の舞台が初戦に訪れる。

(取材・文 矢内由美子)

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