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川島「貴重品も守る!」

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 W杯観戦のための邦人旅行客らの安全を図るため、在ブラジル日本国大使館が「W杯対策本部」を立ち上げる中、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)が“海外での心得”を説いた。

「僕たちは基本的には施設の中から出ないのですが」としたうえで、「貴重品などは個人的に日本を出たときから気をつけるようにします」と真剣な表情を浮かべた。

 最近で思い出すのは昨年6月のコンフェデレーションズ杯だ。ウルグアイとの試合に備えてレシフェに滞在していたスペイン代表の複数の選手が盗難の被害に遭った。盗まれたのは主に現金。被害総額などは明らかになっていないが、当時、ホテルには数十人の警備がいたにもかかわらず、事件は起きていた。

 レシフェは今大会、日本が初戦のコートジボワール戦を行う場所。W杯での強盗リスクはコンフェデレーションズ杯以上と予想されているだけに、警戒心は強まる。また、2010年南アフリカW杯ではテレビ解説のためにヨハネスブルクを訪れていた元アルゼンチン代表バティストゥータが、宿泊していた高級ホテルで現金とクレジットカードを盗まれたという報道もあった。

 川島も過去の事件は承知済み。「去年、コンフェデで来たときも他のチームでいろいろとあった。(ホテルには)セキュリティーはあると思うが、日本から一歩出たら危ないと思う。やはり、国ごとの事情があるから」と眉間にしわを寄せた。

「日本と同じ感覚で来ると危ないところがあるだろうから、意識を持っているだけで違うと思う」と言い、最後は「皆さんも気をつけてください」とファン・サポ―ターや報道陣を気遣っていた。

(取材・文 矢内由美子)

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