[6.12 ブラジルW杯A組 ブラジル(日本時間13日5:00)クロアチア サンパウロ]

　悲願の母国Vを目指し、王国ブラジルが発進する。ブラジル代表は昨年のコンフェデレーションズ杯でも圧倒Vを飾るなど、近年の安定した戦いぶりは群を抜いている。コンフェデレーションズ杯直後のスイス戦では敗れているが、その後は9連勝。今年に入っても3月5日の南アフリカ戦を5-0、6月3日のパナマ戦を4-0、6月6日のセルビア戦を1-0と、攻守に隙がない。9日にはエースFWネイマールの負傷も伝えられたが、翌日の練習から問題なく復帰。初戦の結果次第では、手が付けられなくなる可能性もある。

　1998年フランス大会では3位の好成績を残したクロアチア代表も、近年の不調から今大会は2大会ぶりの出場となる。しかしメンバー発表後の調整試合はマリに2-1、オーストラリアに1-0と2連勝。ルカ・モドリッチらタレントも好調を維持したまま本大会に突入した。ダークホースになりうる要素は十分に持ち合わせている。ただFWマリオ・マンジュキッチが出場停止。そして開幕ゲームで優勝候補筆頭のブラジル戦。難しい要素は重なるが、何とか接戦に持ち込み、2戦目以降の戦いに繋げたいところ。完全アウェーの中でクロアチアがどこまで耐えられるかが勝敗のカギとなる。

■FIFAランキング
ブラジル 3位
クロアチア 18位

■対戦成績
ブラジル 1勝1分

■テレビ中継
フジテレビ系

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