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W杯開幕戦は西村主審!!日本人初の快挙もブラジルには“天敵”?

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 国際サッカー連盟(FIFA)は10日、ブラジルW杯の開幕戦を担当する審判団を発表し、日本の西村雄一主審、相樂亨副審、名木利幸副審が担当することが決まった。開幕戦は12日にサンパウロで行われ、開催国のブラジルクロアチアが対戦する。日本の審判団がW杯の開幕戦を担当するのは初めて。第4の審判員はイランのアリレザ・ファガニ氏が務める。

 西村主審と相樂副審は2010年の南アフリカW杯に続いて2大会連続2度目のW杯。名木副審は初めてのW杯となる。日本からのW杯審判員派遣は、98年のフランスW杯から5大会連続だが、主審と副審2人の「トリオ」が全員日本人というのは初めてだ。

 西村主審と相樂副審は南アフリカW杯で準々決勝のオランダ対ブラジルなど4試合を担当。西村主審はスペイン対オランダの決勝で第4の審判員も務めた。準々決勝ではFWアリエン・ロッベン(オランダ)を足で踏みつけたMFフェリペ・メロ(ブラジル)にレッドカードを出し、試合もオランダがブラジルを2-1で下した。

 ブラジルの選手やサポーターからすれば、嫌な記憶が残る主審だろう。実際、開幕戦を西村主審が担当することが発表されると、記者も現地のブラジル人から「ニシムラとは友人か? よろしく伝えてくれ」と冗談交じりに声をかけられたほどだ。自国開催で史上最多6度目の世界一を目指すブラジル。64年ぶりにサッカー王国で開催されるW杯は、日本人主審の笛で開幕する。

(取材・文 西山紘平)

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