[6.12 練習試合 U-19日本代表 0-2 湘南 馬入]

　5月17日のJ1第14節・C大阪戦でプロ初ゴールとなる決勝点をたたき出したMF関根貴大が1本目にU-19日本代表の右MFとして先発し、右サイドからのクロス、キレのあるドリブル、カットインから左足を振りぬくなどチャンスメーク、フィニッシャーの役割もしていた。UAE遠征からの帰国後、横浜FC、湘南と続いたJクラブとの練習試合2連戦で主力組の1本目の選手たちはいずれも無失点。「UAE(遠征)でみんな疲れている中、帰ってきて、身体はきつかったですけど、みんな声かけあってやっていた。ゴールは取れなかったですけど、(1本目を)0点に抑えられたのはよかったと思います」と振り返った。

　ルーキーながら浦和でブレイク中の関根については、U-19日本代表の鈴木政一監督もAFC U-19選手権へ向けた合宿、海外遠征で簡単に招集することができないだろうと覚悟している。その中で関根はクラブ、代表で結果を残していく意欲。「(U-19代表は)中盤の選手が上手いですし、走れば出てくるので裏を狙っている。自分が最後のところでもっとラストパス、シュートなど精度をあげていけば、もっといい形で試合を運べるかなと思う。(浦和から)自分の世代の代表に来て引っ張ってきたいと思いますし、どんどん結果を残していってチームでも活躍できれば一番いい」と意気込んだ。

(取材・文　吉田太郎)