beacon

[練習試合]コンディションと自信向上、Jデビューも果たした湘南FW宮市がU-19代表から先制弾!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.12 練習試合 U-19日本代表 0-2 湘南 馬入]

 5月31日のJ2第16節東京V戦でプロデビューした湘南ベルマーレFW宮市剛は、6月10日と11日の2日間だけU-19日本代表合宿に参加し、この日は湘南のFWとして先発出場。2本目6分に先制ゴールをたたき出すなどクラブ、U-19代表に向けてもアピールした。

「削りに行きづらい(苦笑)。昨日まで一緒にワイワイしていたんですけど、外から見ると感覚の違いはありましたね」というU-19日本代表との一戦。「一緒にやってきているのでボクのプレーも知られている。普段の練習試合に比べるとやり辛さがあった」というが、前線では献身的にロングボールに競りに行き、パスの出し手との呼吸もあった動きでスペースへ飛び出してチャンスに絡んだ。そして後半6分にはゴールを背にしてボールを受けると反転しながら右足を振りぬいて先制ゴール。もうひとつの“チームメート”相手にファインゴールを決めた。

 この後もタイミングのいい切り返しでDFを外してからの右足シュートやミドルレンジからコントロールショットへ持ち込むなど存在感を放った。「(得点シーンは)もらったらシュートを撃つというのをずっと考えていた。決まって良かったです」と振り返るが、一方でまだまだファーストタッチの質や一度の動き出しで止まってしまうなど、課題がある。「得点は決められたんですけど、まだまだ一つひとつのプレーを丁寧にやらなければいけないなと思いました。ファーストタッチとかもうちょっと起点にならないといけないと思ったので、そういうところをもっともっと改善していかなければいけない」

 J2で首位を独走しているチームの中でJデビューを果たした宮市。コンディションも上がり、自信を掴んできている。「運動量が求められるチームなので動き出しとか、運動量を大事にしていきたい。調子も悪くはないというか、身体も今軽い。今はボールを触ってもいけるなと思えるような自信が出てきている。コンディションも上がってきていて、いい経験をさせてもらっている。出場機会をもっと得られるように頑張っていかないといけない。(チームは勝ち続けていて)凄いいい雰囲気だけど、けが人が多いので、ボクが代わりの選手になっていけるように、プレッシャーはありますけれど、結果を残せるように頑張りたいなと思います」。湘南で少しでも多くの経験を積んで今秋、U-19日本代表のアジア突破へつなげる。

(取材・文 吉田太郎)

TOP