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日本を軽視?コートジボワールDFゾコラ「我々にとって良いグループ」

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 コートジボワール代表が13日(日本時間14日)、レシフェのペルナンブコ・アリーナで公式練習を行い、グループリーグ第1戦となる14日の日本戦に向けて最終調整した。

 練習前に記者会見を行ったサブリ・ラムシ監督は「ザッケローニ監督が率いるようになってから日本は非常に進歩している。明日は難しい戦いになるだろう。たやすくは勝てないと思う」と警戒しながらも、過去2大会のW杯と比べれば、くみしやすいグループに入ったという本音ものぞかせた。

 W杯初出場となった2006年のドイツW杯はアルゼンチン、オランダ、セルビア・モンテネグロと同じグループCに入り、1勝2敗の3位で敗退。2010年の南アフリカW杯でもブラジル、ポルトガル、北朝鮮と同居する厳しくグループで1勝1分1敗の3位に終わり、2大会連続のグループリーグ敗退となった。

 3大会連続3度目のW杯出場で初の決勝トーナメント進出を目指す今大会。日本、ギリシャ、コロンビアというライバルに対し、指揮官は「敬意を示す」と話す一方、「2006年、2010年よりは戦いやすいと思っている」と言い切った。会見に同席したDFディディエ・ゾコラも「2006年はアルゼンチン、オランダ、2010年はブラジル、ポルトガル……とても手ごわい相手と戦った。今大会は我々にとって良いグループではないかと思っている」と自信を見せる。

「我々にはトゥレやドログバがいる。有力な選手をそろえ、成熟している。コートジボワール、そしてアフリカに力があることを見せたいと思っている」。過去2大会は「死の組」に組み込まれ、涙をのんだ“黄金世代”。「恵まれたグループ」で決勝トーナメント進出、さらにはもっと上までも見据えている。

 ラムシ監督はグループCについて「コロンビアがやや有利な立場にいるのではないかと思っている」と認める。焦点は2位争い。「日本、コートジボワールもそのすぐあとに付いてきている。明日の試合で、その後が分かるのではないかと思っている」。初戦とはいえ、グループリーグの行方を大きく左右するであろう重要な一戦。指揮官は「明日の試合に勝たなければならない」と、“決勝戦”のごとく位置づけた。

(取材・文 西山紘平)

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