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初のW杯に臨む森重「日本代表でたくさん試合がしたい」

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 本番までにやれることはやってきた。いまさらジタバタするつもりはない。DF森重真人(F東京)は「もう明日なので、頭の整理だけうまくできればいいかなと思っている」と、冷静な口調でコートジボワール戦への意気込みを語った。

 コートジボワールは精神的支柱でもあるエースのFWディディエ・ドログバ、切れ味鋭いドリブルが武器のFWジェルビーニョやFWサロモン・カルーなど、出場国の中でも屈指の破壊力を誇る攻撃陣を擁する。

 彼らに自由にプレーされては苦戦は免れない。森重は「自分の中でこういう感じだろうなというイメージは持って入る」と、事前に対策を練って試合に臨むと力を込める。

 ドログバ封じのための準備にも抜かりはない。「チームとしてやるべきことは昨日、一昨日でしっかりとやったので、それをみんなが頭に入れた上で試合でやっていければいい」と自信をのぞかせる。

 ただ、一方でイメージや先入観にとわわれると危険だということも理解している。「試合が始まってみないと分からないことはたくさんあるので、試合が始まって早く自分の頭の中にいろんな情報を入れたい」。

 W杯は世界中の一流選手がしのぎを削る4年に一度の大舞台。普段とは比べものにならないほどの期待や重圧を受けて戦うことになるが、森重は「世界と戦う上で自分に足りないこと、ここができたという部分、そういうのを感じながら試合をするのはなかなかない」と出番を心待ちにしている。

「そういう気持ちで毎試合過ごすことができたら自分の成長につながると思うので、日本代表でたくさん試合がしたい」。そのためにはまずコートジボワール戦に勝つこと。森重は日本の躍進のため、そして自身の成長のために全力を尽くすつもりだ。

(取材・文 神谷正明)

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