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先制点で勝負あり、巧みな試合運びでコロンビアが快勝!!

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[6.14 ブラジルW杯C組 コロンビア3-0ギリシャ ベロオリゾンテ]

 ブラジルW杯3日目が14日に行われ、ベロオリゾンテにあるミネイロンスタジアムでは日本代表と同グループのコロンビア代表とギリシャ代表が対戦した。前半開始早々に先制したコロンビアが後半13分とアディショナルタイムに加点して3-0の完封勝利を収めた。第2戦はコロンビアが19日にコートジボワール、ギリシャが19日に日本と対戦する。

 試合はいきなり動いた。主導権争いが繰り広げられる中、前半6分にグループ突破の本命ともくされるコロンビアが先制に成功する。右サイドでボールを受けたMFフアン・クアドラードがゴール前を確認してグラウンダーのクロスを送ると、中央のMFハメス・ロドリゲスがスルー。後方から走り込んだDFパブロ・アルメロがシュートを放つと、ギリシャDFコスタス・マノラスに当たりながらもゴールラインを割り、開始早々にリードを奪った。

 自慢の堅守を打ち破られたギリシャは、すぐさま1点を返そうと試みる。しかし、シュートまで持ち込めないばかりか、敵陣深くまでボールを運べない。本来は堅守速攻のスタイルでゴールを狙うギリシャだが、コロンビアの素早い帰陣の前にカウンターを仕掛けられない展開となった。

 さらに先制点の影響もあり、落ち着いて試合を運ぶコロンビアは攻撃に移っても無理に人数をかけずに失点のリスクを最小限に抑える。その結果、ボールを持たされる場面が多くなったギリシャは効果的に攻撃を組み立てられずに、なかなか決定機を作れなかった。しかし、前半28分にDFホセ・ホレバスのFKからDFバシレイオス・トロシディスがヘディングシュートを放ち、前半44分にはMFパナギオティス・コネが強烈なシュートを枠内に飛ばすなど、徐々にリズムを生み出して前半終了を迎えた。

 後半に入っても守備に重心を置くコロンビア、ボールを持たされるギリシャの構図は変わらない。しかし、コロンビアも後半6分にGKオレスティス・カルネジスのセーブに遭ったもののロドリゲスが左足で豪快なシュートを放ったように、守備一辺倒になるわけではなく隙あらば追加点を狙いにいく。

 そして後半13分、スコアを動かしたのはまたもやコロンビアだった。ロドリゲスのCKをニアサイドに飛び込んだMFアベル・アギラールが左足でゴール中央へ流すと、待ち構えていたFWテオフィロ・グティエレスが押し込んで、2-0とリードを2点差に広げた。

 まずは1点を返したいギリシャは後半18分に左サイドのコネのクロスを右サイドに走り込んだトロシディスが中央に折り返すと、フリーのFWテオファニス・ゲカスがヘディングで合わせる。ギリシャにとってはこの試合一番の決定機となったが、シュートはクロスバーに阻まれた。同19分にはゲカスに代えてFWコスタス・ミトログルなど、何とかコロンビアゴールをこじ開けようとする。

 しかしギリシャにゴールは生まれず、逆に後半アディショナルタイムにロドリゲスが決めてスコアは3-0となり試合終了を迎える。試合開始早々の先制点により、ギリシャに堅守速攻という普段どおりのサッカーをさせなかったコロンビアがきっちり勝ち点3を獲得した。


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