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FIFAがベッケンバウアーを処分 当人は理解に苦しむ

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「エイプリルフールかと…」

 FIFAはバイエルンの名誉会長であるフランツ・ベッケンバウアー氏に対し、90日間サッカーに関する活動の一切を禁止する暫定的な処分を科した。13日に発表している。

 FIFA倫理委員会は、2022年のワールドカップ(W杯)招致の買収騒動についての調査協力をベッケンバウアー氏が拒否したとして処分を科した。

 しかし、ドイツではこの処分に「なぜ?」という声が多い。

 ベッケンバウアー氏はドイツ『スカイ』で、「エイプリルフールかと思った」と話している。同氏は調査協力を惜しまないつもりだったようだ。『ビルト』は、ベッケンバウアー氏の言葉をこう伝えた。

「質問に答える準備はできていた。しかし、法的な英語で内容が複雑なため、すべてを理解することができなかったんだ。だから、ドイツ語で対応したいとお願いしたら、それを断られた。それならこっちも結構だと考えたんだ」

 ベッケンバウアー氏は、準決勝からW杯を現地で観戦する予定だった。

「考えなければいけない。何が起こるのか、様子を見る」

「以前と変わらず、チューリッヒでドイツ語で質問に答えることの準備はできている。法律絡みの英語は私には難しすぎるんだ。ただし、汚職についての話し相手は私ではない。隠しごとはまったくないよ」

 ベッケンバウアー氏は1回目の投票でオーストラリアを選び、次にアメリカに投票した。そのため、今回の処分については理解できない部分が大きいようだ。

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