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後半ATの劇的弾でスイスがエクアドルから逆転勝利!

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[6.15 ブラジルW杯E組 スイス2-1エクアドル ブラジリア]

 ブラジルW杯は15日、大会4日目を迎え、グループEのスイス代表エクアドル代表が対戦した。堅守が持ち味の両チームによる一戦は、前半22分にセットプレーからエクアドルが先制する。後半2分にはスイスもCKから得点を挙げて、同点に追いつく。両チームが激しく攻め合う中、後半のアディショナルタイムにスイスは自陣からのロングカウンターで決勝ゴールを挙げて、2-1と逆転に成功。スペインを破った前回大会に続き、開幕戦に勝利している。

 立ち上がりは、エクアドルの動きに勢いがあったが、徐々にスイスもそのペースに慣れていく。前半16分にはMFジェルダン・シャキリ、同19分にはDFリカルド・ロドリゲスがミドルシュートを放ったが、得点はできない。逆にエクアドルは22分、左サイドで得たFKから、ゴール前でFWエネル・バレンシアがヘディングでゴールを決めて、1点をリードする。

 先制されたスイスは両SBが攻め上がり、人数を掛けた攻撃を仕掛ける。エクアドルは守備を固め、ボールを奪ったら持ち味のサイドアタックを見せ、スイスのSBが攻め上がったスペースを突く。両チームの特長が出る見応えのある時間が続いた。前半36分にはスイスのMFギョクハン・インレルが強烈なミドルシュートを放ったがGKアレクサンデル・ドミンゲスに阻まれて、得点は挙げられない。このままエクアドルが耐え、1点リードして前半を折り返した。

 後半の開始と同時にスイスのオットマール・ヒッツフェルト監督が動く。FWアドミル・メーメディを投入すると、後半3分には、そのメーメディがCKからヘディングでゴールを決めて、スイスが試合を振り出しに戻した。

 一進一退の攻防が続く中、後半15分にはエクアドルのエネル・バレンシアが強烈なミドルシュートを放ったが、わずかに枠を越える。同25分にはスイスのFWヨシップ・ドルミッチがゴールネットを揺らすが、オフサイドの反則でゴールは認められない。

 28分にもスイスはショートカウンターからシャキリがPA内左サイドでゴールを狙ったが、シュートは左サイドネットに逸れる。その1分後にはエクアドルも速攻を見せ、最終ラインの裏に送られたボールにエネル・バレンシアが反応。飛び出してきたGKをかわしたが、カバーリングに入ったDFに阻まれて、シュートに持ち込めなかった。

 試合終盤には両チーム、カウンターの応酬となる。そして後半アディショナルタイム。速攻に出たスイスは自陣からのロングカウンターに出ると、オーバーラップした左SBリカルド・ロドリゲスの折り返しを途中出場のFWハリス・セフェロビッチがダイレクトでゴールに蹴り込み、2-1と試合をひっくり返した。このまま試合は終了し、スイスが逆転勝利を収めている。

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