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スイス代表、冴え渡ったヒッツフェルト采配「とてもとても幸せだ」

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[6.15 ブラジルW杯E組 スイス2-1エクアドル ブラジリア]

 采配が冴え渡った。スイス代表は15日に行われたグループE第1節で、エクアドルと対戦。前半に1点を失い、ビハインドの展開となったが、後半3分に後半から出場したFWアドミル・メーメディが同点ゴールを決める。さらに、後半30分から出場したFWハリス・セフェロビッチもアディショナルタイムに劇的な決勝点を叩き込み、スイスが2-1と逆転勝利を収めた。

 今大会を最後に、スイス代表のオットーマール・フィッツフェルト監督は、監督業を引退することを明かしている。これまでに2度の欧州CL制覇など、数々の実績を残してきたドイツ人監督が途中出場させた2選手は、ともにゴールという結果を残した。

 試合後、采配が的中した名将は「やり遂げたね。信じられないよ」と、興奮を隠せないようだった。「私たちは、最後まで自分を信じていた」と、勝因を明かす。

 最後まで勝利をあきらめなかったスイスだが、終盤はエクアドルに苦しめられた。その要因は、環境にあると指揮官は続ける。「私たちは、この標高の高い会場で行われた試合に、終盤は苦しめられた。エクアドルの方が、高地でのプレーには慣れていて、走ることができていた。それでも、我慢を続けてカウンターを仕掛けた。ハーフタイムには『自分たちにはいつでも点を取れる選手がいる』と話したが、そのポテンシャルを示せたと思う」と、チームへの満足感を口にした。

「私は、勝ち点3を取ることができて、とてもとても幸せだ。それは良いスタートを切れたという意味だからね」と喜ぶ指揮官だが、頭の中は、すでに20日のフランス戦でいっぱいだろう。前回大会、スイスは初戦でスペインに勝利しながらも、残り2試合を落として、グループリーグを突破できなかったからだ。

「この試合で、自信と力を得たことは間違いない」と胸を張る指揮官は、決して4年前と同じ過ちを繰り返さないはずだ。

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