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ミュラーがハットトリック達成、ドイツが大量4得点でポルトガル粉砕!!

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[6.16 ブラジルW杯G組 ドイツ4-0ポルトガル サルバドール]

 ブラジルW杯5日目が16日に行われ、サルバドールにあるフォンチ・ノバではFIFAランク2位ドイツ代表と同ランク4位ポルトガル代表の強豪国同士が対戦した。しかし、試合は一方的な展開に。2点を先行したドイツが前半37分数的優位に立つと、その後2点を加点して4-0の圧勝を収めた。第2戦はドイツが21日にガーナ、ポルトガルが22日にアメリカと対戦する。

 序盤にチャンスを作ったのはポルトガルだった。前半5分にFWクリスティアーノ・ロナウドのパスからFWウーゴ・アルメイダがシュートを放つも枠外に。さらに同8分には高い位置でDFフィリップ・ラームからボールを奪ったMFミゲル・ベローゾのパスからC・ロナウドが狙うもGKマヌエル・ノイアーのセーブに遭った。

 ドイツは前半9分にゴールマウスを離れたGKルイ・パトリシオのパスミスからMFサミ・ケディラが無人のゴールに流し込もうとするも、シュートは枠を外れた。しかし、直後のプレーでドイツがビッグチャンスを得る。右サイドをMFメスト・エジルとの細かいパス交換で崩したFWトーマス・ミュラーがゴール前にスルーパスを送ると、ボールに反応したMFマリオ・ゲッツェがPA内で倒されてPKを得る。このPKをミュラーが落ち着いて決めて、ドイツが先制に成功した。

 反撃を試みたいポルトガルに前半29分、アクシデントが襲う。相手DFと接触したCFのH・アウメイダが負傷。予期せぬ形で交代カードを切ることとなり、FWエデルが緊急投入された。その後も攻撃の形を作れないポルトガルを尻目に、ドイツが追加点を奪う。前半31分、MFトニ・クロースのCKをDFマッツ・フンメルスが打点の高いヘディングで合わせて、2-0とリードを2点差に広げた。

 劣勢に立たされたポルトガルに追い打ちをかける出来事が前半37分に起こる。DFペペがミュラーに頭突きをくらわせて、まさかの一発退場。2点のビハインドを背負った上に数的不利に陥る、ポルトガルにとっては踏んだり蹴ったりの展開となってしまう。さらに前半アディショナルタイムにミュラーに追加点を奪われて、リードを3点差に広げられて前半終了を迎えた。

 数的優位に立ったドイツは余裕の試合運びを見せながらも、隙を突いて追加点を奪いに行く。後半6分、ゲッツェのスルーパスから抜け出したエジルが放ったシュートはR・パトリシオのセーブに遭う。こぼれ球に反応したミュラーがヘッドでハットトリックとなるゴールを狙ったが、惜しくもシュートは枠を外れた。

 そしてポルトガルの負の連鎖は止まらない。後半20分にDFファビオ・コエントランがH・アウメイダに続いて負傷退場。これで交代枠を使い切ってしまい、負傷明けで本来のコンディションからは程遠いC・ロナウドを最後までピッチ上に立たせるしかなくなってしまった。

 その後、後半33分にミュラーがハットトリックとなるチーム4点目を奪ったドイツが4-0の快勝。強国対決を制して、最高のスタートを切った。一方のポルトガルは大敗を喫しただけでなく、次戦アメリカ戦で守備の要となるペペが出場停止、負傷退場した2選手の状態も懸念され、エースも明らかに本調子ではない。グループステージ突破へ、苦しい状況に追い込まれてしまった。


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