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鳥取の魚で得た資金も活用! J3鳥取がJでの経験豊富なフェルナンジーニョ獲得を発表

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 05年のG大阪のリーグ初優勝に貢献し、その後も多くのJクラブでプレーしたブラジル人MFフェルナンジーニョが、J3のガイナーレ鳥取に加入することが決まり、6月17日に記者会見が行われた。
 
 1981年1月13日生まれ、33歳のフェルナンジーニョは、G大阪以外にも清水、京都、大分、仙台、甲府でプレー。12年に甲府でプレーしたのを最後に、日本ではプレーしていなかった。そこに声を掛けたのが、昨季限りでJ2から降格し、1年での復帰を目指している鳥取。5月に練習に参加して実力をチェックし、今回の獲得に至った。
 
 長年にわたって日本でプレーしてきたとあって、日本語が堪能なフェルナンジーニョは、会見冒頭に「みなさん、こんにちは。私はフェルナンジーニョです。よろしくお願いします」と、きれいな発音の日本語であいさつ。その後も通訳を介さずに日本語で質問に答える場面も見られ、「日本でプレーしたい気持ちが強かった。帰ってくることができて、本当にうれしい。サポーターの皆さんに見せたいプレーは、ドリブルのうまさと、ゴールを決めること。必ずJ2に昇格できるように、全力で頑張ります」などと抱負を述べた。
 
 鳥取の岡野雅行GMは、現在も募集が行われている選手補強費用獲得のための『野人と漁師のツートッププロジェクト』で、「相手守備陣を破壊できる攻撃的な選手」「ガイナーレ鳥取の背番号10を背負うにふさわしい選手」の獲得を公言しており、そのターゲットがフェルナンジーニョだった。背番号はもちろん10番に決定。会見に同席した岡野GMは「5月に大学生と行った練習試合でのプレーを見たとき、いまのチームに足りないのは、まさにこういうプレーだと思った。日本語もうまいし、早くチームに溶け込んでくれると思う」と獲得決定を喜び、活躍に期待を寄せた。
 
 鳥取は前節終了時点で4位、首位の町田とは勝ち点11の差をつけられている。その要因の一つが、リーグ最下位タイの12得点に終わっている得点力不足。攻撃力アップ、中盤の活性化に期待が集まるフェルナンジーニョは「やるべきことは、集中してゴールを奪い、勝つこと」と巻き返しへの貢献を誓った。また、05年にG大阪でJ1優勝、12年に甲府でJ2優勝を経験していることから、「J1、J2、J3で優勝する最初の選手になりたい」とも抱負を述べた。
 
 明日18日から練習に合流し、公式戦出場が可能になるのは、天皇杯による中断期間明けの7月20日・18節から。身長161センチと小柄ながら、抜群のドリブルスキルを武器に日本で躍動してきたMFが、鳥取の地でどのようなプレーを見せるのか注目だ。

(写真)
「野人と漁師のツートップ」プロジェクトで得た資金も、今回の獲得資金の一部となる。6月16日現在で2677口が集まっており、締め切りは6月30日。岡野GMは「今後もたくさんの方に協力していただいて、おいしい境港の魚を堪能してほしい」と呼びかけた

(取材・文 石倉利英)


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