パワープレーも辞さない構え?吉田は監督を擁護
1点を追うコートジボワール戦の終盤。アルベルト・ザッケローニ監督はDF吉田麻也(サウサンプトン)に「前線に上がれ」と指示を出し、今まで試したことのないパワープレーを選択した。
パスサッカーで押し通すことを身上とし、高さ不足という指摘にも毅然と反論していたザッケローニ監督だけに、その指示はファンの間でも疑問の声が出ており、議論となっている。今まで一度もやっていないという事実もある。
そんな中、当事者である吉田がパワープレーに“前向き”な姿勢を見せた。
「意外に勝っていたでしょう」とまずは空中での競り合いを制したとの自信を見せつつ、「パワープレーを辞めるとはだれもひと言も言っていない。(身長の)高い選手が選ばれていないだけで、みなさんが勝手にパワープレーをやらないと思っているだけでしょう」と、監督をかばった。
今後もやるのかという質問に対しては「それは監督に聞いてください」とかわしたが、表情に後ろ向きなものはなかった。
「コートジボワール戦後はがっかりしていたけど、今はもうギリシャのことしか考えていない。ギリシャも負けられない状況なので必死にやってくる。守備の固い相手なので、立ち上がりの入り方が大事だし、先制点が大事」。必勝を期し、吉田はきっぱりと前を向いた。
(取材・文 矢内由美子)
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「意外に勝っていたでしょう」とまずは空中での競り合いを制したとの自信を見せつつ、「パワープレーを辞めるとはだれもひと言も言っていない。(身長の)高い選手が選ばれていないだけで、みなさんが勝手にパワープレーをやらないと思っているだけでしょう」と、監督をかばった。
今後もやるのかという質問に対しては「それは監督に聞いてください」とかわしたが、表情に後ろ向きなものはなかった。
「コートジボワール戦後はがっかりしていたけど、今はもうギリシャのことしか考えていない。ギリシャも負けられない状況なので必死にやってくる。守備の固い相手なので、立ち上がりの入り方が大事だし、先制点が大事」。必勝を期し、吉田はきっぱりと前を向いた。
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