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FWイ・グノがGKアキンフェエフの後逸を誘発も、韓国はロシアに勝ち切れずドロー発進

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[6.18 W杯H組 ロシア1-1韓国 クイアバ]

 ブラジルW杯は18日、大会6日目を迎え、グループHのロシア代表韓国代表が対戦した。大会出場32か国のうち、最後の2チームとなった両チームの激突は、前半をスコアレスで折り返す。後半23分に韓国は、途中出場のFWイ・グノのシュートがGKイゴール・アキンフェエフの後逸を誘い、1点をリードする。ロシアも途中出場のFWアレクサンドル・ケルジャコフが試合を振り出しに戻すゴールを決めた。このまま1-1で試合は終了し、両チーム勝ち点1を分け合っている。

 互いに慎重な試合運びを見せた立ち上がり、前半10分に韓国はMFソン・フンミンがドリブルでボールを運び、PA内に入ったところでシュートを放ったが、ボールは大きくクロスバーを越えて行った。

 対するロシアも左サイドのMFユーリ・ジルコフ、右サイドのMFアレクサンドル・サメロフを使い、両サイドからチャンスをつくっていく。前半28分には左サイドからDFドミトリ・コムバロフが入れたクロスをFWアレクサンドル・ココリンが合わせるが、ボールは大きく枠を越えて行った。同30分には、MFキ・ソンヨンのラフプレーで直接FKを得たロシアは、約30メートルの距離からイグナシェビッチが強烈なシュート。枠を捉えたがGKチョン・ソンリョンが胸で弾き、韓国もゴールを許さない。

 ロシアは守備ブロックをつくって、韓国に攻撃の形をつくらせない。バックパスの続いた韓国だが、34分には中盤でボールを奪うと、速攻に転じ、MFク・ジャチョルが左足でシュート。鋭い弾道のボールはゴール前でイグナシェビッチに当たり、右に外れて行った。同39分には最終ラインからのロングボールを、左サイドでパク・ジュヨンがヘッドで折り返す。このボールを拾ったソン・フンミンがシュートしたが、ミートできずにボールは大きくバーを越えて行った。そのまま前半はスコアレスで終えた。

 後半開始早々、ロシアはCKから決定機を迎える。DFバシリ・ベレズツキがヘディングシュートを放ったが、ボールは右サイドネットに外れた。5分には韓国もク・ジャチョルのミドルシュートを放ったが、GKイゴール・アキンフェエフにセーブされる。セカンドボールの回収力で上回る韓国は、その直後にもキ・ソンヨンが左足でゴールを狙ったが、これもGKアキンフェエフに抑えられた。

 韓国代表のホン・ミョンボ監督は後半11分にFWパク・チュヨンをベンチに下げ、元G大阪FWイ・グノを投入した。ロシア代表のファビオ・カペッロ監督も14分に、この日が誕生日のMFアラン・ジャゴエフを起用する。この采配が奏功したのは、韓国だった。23分、ハーフウェーライン付近でボールを持ったイ・グノはドリブルでボールを運ぶ。まだ距離のある位置から右足を振り抜くと、キャッチをしようとしたGKアキンフェエフがボールを後逸。これがゴールラインを越えて、韓国が1点を先制した。

 先制されたロシアはジルコフを下げ、FWアレクサンドル・ケルジャコフを起用する。韓国も足をつらせたDFホン・ジョンホに代えて、DFファン・ソッコを投入した。30分にはロシアが波状攻撃を見せると、ゴール前の混戦でファン・ソッコのクリアーボールがDF アンドレイ・イェシチェンコに当たる。こぼれ球を拾ったケルジャコフがゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。

 韓国は39分に最後の交代カードを切り、元C大阪のMFキム・ボギョンを起用する。自信喪失していたGKアキンフェエフに対して、積極的にシュートを打ちたい韓国だったが、ロシアにボールを保持される。アディショナルタイムにはココリンの折り返しを、サメドフがシュートしたが、大きくシュートをふかして試合終了。1-1で90分を終えている。

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