beacon

スペイン代表GKカシージャス「こんな形で終われない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.18 W杯B組 スペイン0-2チリ リオデジャネイロ]

 一時代の終焉。そんな印象を受けさせるスペイン代表の敗戦だった。EURO2008を皮切りに、2010年南アフリカW杯、EURO2012と栄華を極めたスペインだが、ブラジルW杯ではオランダに初戦で1-5と大敗すると、第2戦でもチリ代表に0-2と完封負けを喫した。

 前回大会は7試合で2失点。しかし、今大会では2試合で7失点と、守備は崩壊した。両大会でゴールを守っていたGKイケル・カシージャスは、『マルカ』に対して「最初の2試合を勝てなかったなんて、何が起きているのかわからない」と整理のつかない様子だった。そして「とにかく、このグループリーグがこんな形で終わってしまったことに関して、みなさんには申し訳ないと言うしかない。最初に脱落してしまったことにはとても落ち込んでいる。最後の試合はなるべく最善の形で終わらせたいと考えているよ」と、23日に行われるオーストラリア戦での勝利を誓った。

 敗因について、問われたキャプテンは「運もなかったし、結果は到底満足できるものではない」と話したが、「ただ、このチームの良いところについて見失わないようにしたい。それが次の世代のチーム作りに役立つはずだ」と、このチームのストロングポイントを、今後につなげていかないといけないと強調した。

 チリ戦の2失点目は、カシージャスのパンチングを相手に拾われてシュートを決められた。このプレーに悔いを残している守護神は「弾くのではなく、うまくキャッチングするべきだった。ボールを弾いてしまったあと、次の相手のシュートに対しうまく対応することができなかった。(スペインの選手が)誰も反応していない状況で、相手はしっかりとシュートを決めてきた。4年前はうまく行っていたが、今回の結果には失望している」と、肩を落とし「この試合では僕らがやりたいことができなかった」と、つぶやいた。

 この大会がスペイン代表として最後の舞台になるかと問われたカシージャスは「分からない。もう少し待とう。監督が決めることであって、それを尊重する。でも、このグループは、こんな形では終われないよ」と、悔しさを滲ませつつも、「この責任は、僕たちにある。僕たちにできるのは、チリを祝福するだけだ。彼らの方が良いチームだった。運がなく、2連敗したら、何も言えないよ」と、この日の勝者を称えた。

★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ
★全64試合の公式ダイジェスト動画を配信!!
2014W杯ブラジル大会動画ページ

TOP