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マラドーナ氏、現地応援出来ず“怒” 陰謀主張にFIFAも困惑

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 元アルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ氏が、15日に行われたアルゼンチン代表対ボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦を現地観戦できなかったことを受け、「これはFIFA(国際サッカー連盟)の陰謀だ」と主張している。

 母国アルゼンチンは15日にリオデジャネイロで行われたボスニア・ヘルツェゴビナでブラジルW杯の初戦を迎えた。FWリオネル・メッシらのゴールによって、2-1で白星発進を決めた。

 アルゼンチンと言えば英雄マラドーナ。前回大会はベンチから戦況を見守ったが、それ以前の大会ではスタンドで巨体を揺らしながら派手にはしゃぐ姿は、一種のエンターテインメントになっている。

 エースの活躍で初戦をものにしたアルゼンチン。ゴールを喜ぶメッシ以上に喜びを爆発させるマラドーナ氏の姿が中継映像に抜かれていてもおかしくないが、実は今回はスタンドにその姿はなかった。何とホテルでの観戦を余儀なくされていたのだ。『スカイ』によると、マラドーナ氏はアルゼンチンのテレビ番組で以下のような状況にあったと説明している。

「俺は試合会場に入ることを禁じられてしまったんだ。だからホテルで試合を見たんだ。手段は尽くしたが、彼らは俺を入れようとはしなかった。まともな判断があれば入れるはずなのだが、そうでなればもうそのことは忘れてホテルに戻るしかなくなる。俺に起きたのはその後者の方だった」

「これはFIFAの陰謀だ。誰かが俺を拒否したに違いない。それで俺はテレビで試合を見るしかなくなったわけだ。この問題が解決されることを望むよ。俺はアルゼンチンの試合を直接見たいんだ」

 だが『スカイ』は、FIFAメディア総括者であるデリア・フィッシャー氏のコメントを掲載。「彼はジャーナリストとしての資格が認められているはずで、彼が正式なメディアエリアで活動する限りは、特に問題になるようなことはないはずです。おそらく彼は認められていない場所にまで行こうと試みたのではないかと思います。でもそのようなことが起きたという記録も残っていないです」と困惑している様子を伝えている。


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