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E・バレンシアの2発で逆転、ホンジュラスを下したエクアドルが初白星

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[6.20 ブラジルW杯E組 ホンジュラス1-2エクアドル クリチバ]

 ブラジルW杯9日目が20日に行われ、クリチバにあるバイシャーダではともに初戦黒星のホンジュラス代表とエクアドル代表が対戦した。前半を1-1で終えた試合は、後半20分に勝ち越しゴールを奪ったエクアドルが2-1で勝利を収めた。第3戦はともに25日に行われ、ホンジュラスがスイス、エクアドルがフランスと対戦する。

 試合開始から両チームともに激しいフィジカルコンタクトを見せる。人数のそろうピッチ中央を避けて、サイドアタックもしくは最終ラインの裏を狙ったロングボールからチャンスを作り出そうとした。前半6分にホンジュラスMFオスカル・ガルシアがファーストシュートを放ったが、その後も主導権争いが繰り広げられる。

 徐々にリズムをつかみ始めたエクアドルは、前半20分にDFフリクソン・エラソのロングフィードから完全に抜け出したFWエネル・バレンシアが、GKとの1対1を迎えるがシュートは枠を大きく外した。

 するとホンジュラスが立て続けにチャンスを作る。前半27分にCKからゴール前でフリーになったDFビクトル・ベルナルデスが放ったダイビングヘッドは枠外に飛んだが、直後の同31分に先制に成功する。最終ラインのDFブライアン・ベッケルスがクリアしたボールから抜け出したFWカルロ・コストリーが、強烈な左足シュートを突き刺して、ホンジュラスがリードを奪った。

 しかし、エクアドルがすぐさま追い付く。前半34分、攻撃参加したDFファン・カルロス・パレデスのシュートがファーサイドに流れたところをE・バレンシアが押し込んで、試合を振り出しに戻す。前半終了間際にはホンジュラスがベルナルデスの直接FKでゴールを脅かすだけでなく、FWジェリー・ベンクトソンがネットを揺らしたがハンドの判定にゴールを取り消されて、1-1のまま前半終了を迎えた。

 後半開始直後にベッケルスがミドルレンジからゴールを強襲するがGKアレクサンデル・ドミンゲスのセーブに遭い、同15分にはベンクトソンのシュートがDFに当たってコースが変わったが、これもドミンゲスがストップ。ホンジュラスがシュートチャンスを作るもののスコアは動かずに一進一退の攻防が続いたが、エクアドルに逆転ゴールが生まれる。

 攻勢をかけて迎えた後半20分、DFワルテル・アジョビのFKをE・バレンシアがヘディングで叩き込んで、スコアを2-1とする。この試合2点目を奪ったE・バレンシアは大会通算得点を3点に伸ばした。

 そのままスコアは動かず、逃げ切ったエクアドルが今大会初白星を収めた。この結果、グループEは勝ち点6のフランスが首位、勝ち点3でエクアドルとスイスが並ぶが得失点差でエクアドル(得失差0)が2位、スイス(得失差-2)が3位に。2連敗のホンジュラスは最下位となっている。


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