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[プレビュー]ナイジェリアvsボスニア・ヘルツェゴビナ 勝利するのは速さか、それとも技術か!?

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[6.21 ブラジルW杯F組 ナイジェリア(日本時間22日7:00)ボスニア・ヘルツェゴビナ クイアバ]

 初戦でイランと今大会初のスコアレスドローを演じたナイジェリア代表と、接戦の末に強国アルゼンチンに屈したボスニア・ヘルツェゴビナ代表が激突する。アルゼンチンが頭一つ抜けるグループを突破するためにも、両チームともに勝ち点3を確保したい試合となる。

 ボールを保持しながら試合を進めたイラン戦で、フィニッシュの部分でのプレー精度を欠いてスコアレスドローに終わったナイジェリア。だが、MFジョン・オビ・ミケルを中心としたパス回しから、両ウイングのFWビクター・モーゼスとFWアーメド・ムサがサイドアタックを仕掛ける攻撃は迫力満点だ。しかし、この日の対戦相手は優勝候補の一つであるアルゼンチンを相手に、主導権を握る時間が長かったボスニアとなる。イラン戦とは違い、守備に回る時間が長くなることが予想される。だが、この展開はナイジェリアにとって悪くはない。ミケルを筆頭に中盤から前にはタレントがそろっているだけでなく、その選手たちがスピード勝負で強みを発揮できるからだ。ある程度、守備に重心を置きつつ、ボールを奪ったら大黒柱のミケルにボールを預ける。背番号10を背負う彼が両サイドに展開して快足アタッカーがサイドをえぐり、前線に構えるFWエマヌエル・エメニケがゴールを陥れることができるか。

 対するは、アルゼンチンを相手に善戦したボスニア・ヘルツェゴビナだ。相手エースのメッシから自由を奪うなど組織的な守備は機能したと言え、MFミラレム・ピャニッチやMFズビェズダン・ミシモビッチを中心としたボールを大事に扱う攻撃もアルゼンチンの脅威となり1ゴールを記録した。この試合ではFWエディン・ジェコとFWベダド・イビセビッチが組む2トップを採用するのではなく、ジェコの1トップで挑んだ。それだけに、ナイジェリア戦では欧州屈指の2トップが、ともに先発に名を連ねるのか注目される。前線から激しいプレッシャーを掛けてボールを奪い、素早い展開からゴールを陥れるパターンだけでなく、サイドアタック、細かいパスワークと高い技術を生かした攻撃パターンは豊富。強力攻撃陣が、時おり脆さを見せる守備陣の負担をいかに減らせるか――。守備に回った際には、スピードのあるナイジェリアに最終ラインの裏を突かれないようにボールの受け手だけでなく、ボールの出し手からも自由を奪うような対応をしたい。

■FIFAランキング
ナイジェリア 44位
ボスニア・ヘルツェゴビナ 21位

■対戦成績
対戦なし

■テレビ中継
テレビ東京系


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