誇りを懸けたブラジル戦へ

　カメルーン代表は23日、ワールドカップ(W杯)・グループA最終節でブラジル代表と対戦する。フォルカー・フィンケ監督によると、FWサミュエル・エトーはこれが最後のW杯ではないかもしれない。

　2連敗のカメルーンは、勝っても決勝トーナメント進出は不可能な状況でブラジルと対戦することになってしまった。フィンケ監督は前日会見に臨み、次のように述べた。

「(敗退には)もちろん失望している。2敗した後、ホスト国と当たるが、さらに黒星を重ねて悪い印象を残して去りたくはない」

　万全のコンディションでないエトーに関しては、このように話している。

「エトーの状況は、クロアチア戦から変わっていない。彼は個別メニューを続けており、全体練習はまだだ。ある程度はプレーできるだろう。先発出場はない。私は奇跡を信じないよ。彼はキャプテンであり、チームの士気を高めることができる」

「エトーへの敬意から、プレーさせなければいけないとは感じない。これが必ずしも彼にとって最後のゲームということではない。カメルーンにとっても、W杯でという意味でもね。私は、彼があと数年はプレーしたいと考えていることを知っている。最低でも2、3年はね。またW杯でプレーすることは可能かもしれない。完全にフィットするためには、あと2週間必要だった。フィットしていれば、彼は脅威の選手だよ」

　33歳のエトー。4年後もW杯のピッチで見られるのだろうか。

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