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攻撃力爆発のボスニアがW杯初勝利!!アジア勢は未勝利にリーチ…

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[6.25 ブラジルW杯F組 ボスニア・ヘルツェゴビナ3-1イラン サルバドル]

 25日(日本時間26日)、ブラジルW杯グループリーグ最終節が行われ、F組では敗退が決定しているボスニア・ヘルツェゴビナ代表と逆転でのグループリーグ突破にかける3位イラン代表が対戦した。FWエディン・ジェコの大会初ゴールでボスニアが先制。後半にもMFミラレム・ピャニッチが加点、FWレザ・グーチャンネジャードが1点を返したが、MFアブディア・ブルシャイェビッチが試合を決定づけ、ボスニアが記念すべきW杯初勝利を挙げた。

 両チームともに攻守の切り替えが速い試合展開になった。初出場のボスニアは、なんとか1勝を手にしようとジェコとFWベダド・イビシェビッチの2トップを敷き、序盤から攻勢をかける。エースのジェコにボールを集めるが、アルゼンチンを最後まで苦しめたイランの堅守を攻略できない。イランはボールを奪うと速攻で応酬するも、ボスニアが数的優位をつくって囲い込みボールを奪い返す。

 強固なブロックを敷くイラン守備陣を個人技が打ち破る。23分、右サイドでボールを受けたジェコがカットインから左足を一閃。グラウンダーのミドルシュートがゴール右隅に突き刺さり、ボスニアが先制し、今大会初めてリードを奪う。

 16強入りには勝利するしかないイランは、先制を許すもすぐさま反撃。リードされた1分後にはPA内でボールを受けたFWマスード・ショジャエイがDFに囲まれながらも粘ってシュートまで持ち込んだが、惜しくもクロスバーに弾き返されてしまった。

 前半、65%のボール支配率を許したイランは、11人が自陣に引く時間が多く、なかなかボスニアゴールに迫ることができない。ボスニアが1点リードしたまま後半に入っても試合展開は変わらず、前線に人数はかけるものの、サイドから可能性の低いクロスを入れてはボスニア守備陣に跳ね返されてしまう。

 そして迎えた後半14分、イラン陣内でDFジャラル・ホセイニのパスをカットしたボスニアがショートカウンターを発動。MFティノ・スシッチのスルーパスから最後はピャニッチがGKとの1対1を制し、リードを2点に広げた。

 まずは今大会初ゴールを目指すイランだが、連動した攻撃は見られず、遠い位置からシュートを打つのが精一杯で、苦しい展開が続く。それでもMFジャバド・ネクナムのクロスからグーチャンネジャードが押し込んで、後半37分に1点を返す。しかし1分後、ボスニアはカウンターからブルシャイェビッチが右足で流し込み、3-1。決定的な3点目を決めたボスニアは、イランの反撃をしのぎ切り、勝ち点を3にのばして3位に浮上して初めての大会を終えた。

 攻撃力不足に泣いたイラン。これでアジアから参加している4チームの成績は、3分8敗に。アジア勢の試合は残すところ1試合、明日26日(日本時間27日)に行われる韓国対ベルギーのみになってしまった。


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