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[プレビュー]アメリカvsドイツ 新旧ドイツ代表監督対決!クリンスマンvsレーブ

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[6.26 ブラジルW杯G組 アメリカ(日本時間27日1:00)ドイツ レシフェ]

 勝ち点4で2位アメリカ代表と、同じく勝ち点4で得失点差で首位に立つドイツ代表による首位攻防戦。焦点は指揮官をめぐるストーリーにある。

 ガーナに劇的勝利をおさめ、強豪ポルトガルとも引き分けたアメリカを率いるのは、ドイツの英雄ユルゲン・クリンスマン。現役時代は90年代に活躍した、ドイツを代表するストライカーは、国際Aマッチ108試合47得点という偉大なる記録を持っている。引退後04年にドイツ代表監督に就任し、地元開催の06年W杯では3位に導いた。同大会を最後に監督を退くと、バイエルンの監督を経て11年からアメリカ代表監督に。サッカー後進国と見られていたが、今大会ではめざましい活躍を見せ、上位進出も窺えるほどだ。

 そして、クリンスマンドイツ代表監督の下でヘッドコーチを務め、クリンスマンの後を継いで代表監督の座に就いたのがヨアヒム・レーブだ。8年にわたる長期政権の中で改革を進め、旧態依然としたサッカーから脱却。いまやポゼッションとカウンターを使い分けるスタイルへと進化させ、高い評価を得ている。あとはタイトルを獲得するのみだ。

 監督が互いの手の内を知り尽くしているだけに、勝敗を分けるのは「個の力」になるだろう。アメリカにはガーナ戦でドリブルシュートを決めたFWクリント・デンプシー、ドイツにはガーナ戦でW杯初ゴールを決めたMFマリオ・ゲッツェがいる。厳しくファウルをとられる今大会は、攻撃的な選手が活躍できる傾向にあるだけに、1トップでの先発が予想される両者のゴールが期待できそうだ。

 引き分けなら両国揃って決勝トーナメント進出が決まるが、仮に敗れるようだとポルトガル対ガーナの勝者に得失点差で抜かれる危険性もはらむ。特に、2位アメリカと3位ガーナの得失点差は「2」と接近している(順位表はこちら)。今大会の「最激戦区」を突破するのは、はたして――。

[写真]06年ドイツW杯準決勝をドイツ代表として戦うクリンスマン監督(左)とレーブヘッドコーチ(右)

■FIFAランキング
アメリカ 13位
ドイツ 2位

■対戦成績
ドイツ 2勝

■テレビ中継
TBS系

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