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ミュラーの4点目でドイツが16大会連続GL突破!アメリカは敗戦も16強入り!

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[6.26 ブラジルW杯G組 アメリカ0-1ドイツ レシフェ]

 26日(日本時間27日)、ブラジルW杯グループリーグ最終節が行われ、G組では2位アメリカ代表と首位ドイツ代表が対戦した。MFトーマス・ミュラーの今大会4点目で先制したドイツは、その後もボールを支配してアメリカをよせつけず1-0で勝利した。ドイツは2勝1分の無敗で16大会連続で通過を決めた。アメリカは敗れたものの、ポルトガルを得失点差で上回り、1勝1分1敗の勝ち点4で2位で2大会連続でのグループリーグを突破した。

 立ち上がりからドイツが圧倒的なボール支配率でアメリカを押し込む。4-1-4-1の両サイドバックが高い位置に張り出し、ショートパスをつないで攻め入ると、2分には右SBのDFジェローム・ボアテングのクロスに、アメリカDFラインの間でフリーになったミュラーがジャンピングボレー。ジャストミートできなかったシュートはこぼれ球になると、今大会初出場のMFルーカス・ポドルスキがつめたがボールはゴールマウスを大きく越えていった。

 右サイドから再三チャンスをつくるドイツだったが、ボアテングのラストパスは精度を欠き、アメリカの最終ラインを崩すことができない。15分をまわる頃にはアメリカもFW{*クリント・デンプシー}}を中心にカウンターで応酬。22分にはMFグレアム・ズシが際どいミドルシュートでドイツ守備陣を脅かす。

 前半、6割を超えるボールポゼッションで6本のシュートを放ちながらも、無得点に終わったドイツは、後半開始と同時にポドルスキを下げて、W杯通算最多得点記録(15点)を持つFWミロスラフ・クローゼを入れて先制点を狙う。

 後半10分、押していたドイツにようやく先制点が生まれる。CKのチャンスにショートコーナーを使ってMFメスト・エジルが中に入れるとDFペア・メルテザッカーが頭で合わせる。これはGKティム・ハワードの好セーブに阻まれたが、こぼれ球をミュラーが右足で捉えると、シュートはサイドネットに突き刺さる。ブラジルのFWネイマール、アルゼンチンのFWリオネル・メッシと並ぶ得点ランキングトップタイの4ゴール目となった。

 敗れると3位転落の可能性があるアメリカは、高い位置からプレスをかけるが、GKマヌエル・ノイアーを含めたパス回しからボールを奪うことができない。後半攻勢をかけるアメリカのシュートを、アディショナルタイムの2本におさえる盤石の試合運びを見せたドイツが、1-0で勝利をおさめた。

 別会場のポルトガル対ガーナが2-1でポルトガルが勝利し、勝ち点を4にのばしアメリカは勝ち点で並ばれたが得失点差で上回り2位を確保した。勝ち抜きが決まった両国、決勝トーナメント1回戦ではドイツがH組2位と、アメリカがH組1位と対戦する。H組の試合は、この後5時にキックオフ。現在の1位はベルギー、2位はアルジェリアとなっている。


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