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[Fリーグ]仙台がGKクロモトの活躍で町田とスコアレスドロー。千葉直樹は出場せず

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[6.27 Fリーグ2014/15 第1節 仙台0-0町田 代々木]

 Fリーグは27日に開幕戦を迎え、今シーズンから参入したヴォスクオーレ仙台ペスカドーラ町田と対戦した。外国籍GKを起用する両チームの一戦は、残り時間が1分を切っても得点が入らない。終盤は仙台もGKクロモトのロングスローからチャンスをつくったが、得点は決まらずに0-0で試合終了。仙台が初戦で勝ち点1を手にした。なお、仙台に所属する元Jリーグ・ベガルタ仙台のFP千葉直樹はベンチ入りメンバーから外れている。

 町田は1分にFP藤本豊からFP金山友紀がボールを奪い、シュートに持ち込む。しかし、シュートは枠を越えて得点を決められない。3分には仙台もFP清水誠がCKから強烈なボレーシュートを放ったが、わずかに左へ逸れて行った。4分には、再び町田が好機を迎える。日本代表FP滝田学の縦パスから、FP永島俊がゴールを狙ったが、GKクロモトが鋭い反応を見せて、シュートを枠外へ弾き出した。

 ボールを回す町田は、仙台の守備を崩し切る前にシュートを狙う。これを仙台はGKクロモトがキャッチし、自らボールを運んで速攻に出ようとするが、町田の帰陣も早く、チャンスを広げられない。仙台はキックインや流れの中から、FP佐々木諒が積極的にシュートを狙っていくが、いずれもGKイゴールを脅かすには至らない。

 前半16分には町田も、右サイドからFP狩野新がゴール前にシュート性のボールを入れる。これをファーポスト前でFP本田眞琉虎洲が受けたが、コントロールしきれずにフィニッシュを打ち切れない。同19分に町田は左サイドにボールを展開し、折り返しに金山が飛び込んだが、GKクロモトにキャッチされる。仙台は前半終了間際に佐々木、FP唐澤広彰が距離のある位置からシュートしたが、GKイゴールの壁を崩すことはできずに、0-0で前半を折り返した。

 後半も大きな動きのないまま、試合は進む。4分には仙台が速攻から佐々木がシュートを打つが、GKイゴールにキャッチされる。ここから町田は、速攻に転じてGKイゴールのパスを前線で受けた狩野が、森谷にパス。強烈なミドルシュートが仙台ゴールマウスに富んだが、GKクロモトがゴールを守った。町田は後半9分にも佐々木のパスをカットした森谷がシュートを狙うが、これもGKクロモトに阻止された。

 後半11分には仙台の唐澤がPA外からシュート。DFの股下を抜けたボールに、GKイゴールが懸命に反応し、シュートはポストを叩く。同13分には町田も本田からのパスを受けた金山がシュートするが、これもGKクロモトが足で防いだ。同14分には仙台のパス回しを高い位置でカットした滝田が、ゴールを狙ったが、シュートを枠に飛ばせなかった。

 残り5分17秒になると、両チームのファウル数が5となる。町田はパス回しから、FP後呂康人のドリブル、FP出浦知宏のミドルシュートで攻撃に変化を付けるが、GKクロモトの壁を破れない。同19分にはドリブルに出ようとしたGKクロモトから金山がボールを奪い、すぐにシュートを打ったが、仙台FPも素早い帰陣を見せてゴールを割らせなかった。このまま試合はスコアレスドローに終わり、両チーム勝ち点1を分け合った。
(取材・文 河合拓)

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