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W杯で活躍中のネイマール、パンツの"チラ見せ"でFIFAが調査か

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 ブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)がブラジルW杯グループリーグ最終節・カメルーン戦でみせた行動が国際サッカー連盟(FIFA)から問題視されている。ネイマールは、この試合で下着を故意にみせており、一連の行為が調査対象に挙げられているようだ。FIFAは試合を利用して、W杯協賛メーカーとは異なるブランドの宣伝行為をすることを禁止している。

 ネイマールが着用していたのは、ブラジルカラーをした「Blueman」社の下着。試合後の映像では、ユニフォーム交換をした後、上半身裸となったネイマールが故意にユニフォームの下から下着を引っ張り出すかのようなジェスチャーをしていることも確認されている。

 FIFAは今大会において、W杯協賛メーカーの権利保護を徹底。大会直前には、各国の選手たちがスタジアム入りする際に使用するヘッドフォンのブランドについて、協賛企業であるソニー社以外のものは禁止していた。

 ブラジルメディアによると、今回の一件について、「Blueman」社の広報は「クリエイティブディレクターであるシャロン・アズリーがセレソンの幸運を祈るため、各選手へプレゼントしたものであって、このようは展開は予想していなかった」とコメント。プレゼントしたことは認めたが、ピッチ上での"宣伝行為"は意図的なものではなかったとしている。また、宣伝契約している選手の一覧も公表したが、ネイマールの名は含まれていなかった。

 しかし、ネイマールは4月9日に行われた欧州チャンピオンズリーグの準々決勝・Aマドリー戦で、宣伝契約している「Lupo」社の下着をみせ、欧州サッカー連盟(UEFA)から厳重注意を受けている。ブランドの違いはあれど、"前科"があるため、FIFAが今回の調査に前のめりであることは否めない。

 なお、過去にはEURO2012でデンマーク代表のFWニクラス・ベントナーが同様の問題を起こしている。ゴールした際に下着をみせたが、そこにブックメーカーの企業ロゴが入っていたのだ。UEFAは、ベントナーの行為について、10万ユーロ(約1400万円)の罰金と1試合の出場停止処分を下し、罰金は選手本人ではなく、ブックメーカーが負担した。

 今回の一件について、ブラジル国内ではネイマールの行為は咎められたものではなく、下着を提供した企業側に問題があるという論調だが、FIFAの判断はどうなるか。「UOL」によると、FIFAのデリア・フィッシャー・スポークスマンは、この件については進行中の問題であるため、コメントを避けたという。


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