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[プレビュー]オランダvsメキシコ 酷暑の中でスタイルを貫くか

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[6.29 ブラジルW杯決勝トーナメント1回戦 オランダ(日本時間30日1:00)メキシコ フォルタレザ]

 前回大会優勝のスペインを含む難敵がそろったグループBを全勝で勝ち上がったオランダ代表。対戦するのはグループリーグでブラジルと引き分け、無敗で決勝トーナメントに進出したメキシコ代表だ。

 オランダは、グループリーグで最多10ゴールを挙げており、その攻撃力が最大の武器であることに疑いはない。圧倒的なスピードと自分の形を持つFWアリエン・ロッベン、ピッチの状況を完璧に把握し、鋭いパスを通すMFウェズレイ・スナイダー、そして、難しいボールをいとも簡単にゴールに変えられるFWロビン・ファン・ペルシーの織り成す攻撃の鋭さは、どのチームにとっても脅威だろう。出場停止明けのファン・ペルシーが良いコンディションで望めるのもポジティブな材料だ。

 ロッベン、MFナイジェル・デ・ヨンク、DFダレイ・ブリント、DFステファン・デ・フライは別メニューで調整をしていたが、メキシコ戦の出場は可能。ただし、MFレロイ・フェルはハムストリングスの負傷で欠場が確定的、DFブルーノ・マルティンス・インディも脳震盪の影響が心配されている。ここまでアグレッシブなプレッシングからの『ボール狩り』が攻撃の良さも引き出していただけに、守備的な選手が多数変更を迫られれば、一気にバランスが崩れてしまう危険性も内包している。

 メキシコにとっては、中盤のホセ・バスケスの出場停止が大きな影響を及ぼしそうだ。サプライズ招集されたバスケスだが、グループリーグでは全3試合に出場し、積極的な守備と、安定感あるパスワークで無敗でのグループ突破に大きな役割を果たしていた。中盤の要である彼の穴をどう埋めるかは、大きなポイントになる。

 また、フォルタレザの暑さも試合を大きく左右させるだろう。メキシコはブラジル戦を同会場で行っているが、キックオフ時間が早くなっており、試合数も重ねているため、前回と同じプレーを90分間保つのは難しいかもしれない。その際に、自分たちのスタイルを貫くのか、プランBに出るのかという点も見所となりそうだ。

■FIFAランキング
オランダ 15位
メキシコ 20位

■対戦成績
オランダ 3勝1分2敗

■テレビ中継
NHK

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