beacon

ドス・サントス:「5分ですべてが無駄になってしまった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝利目前からの逆転負けに落胆のメキシコ

 メキシコ代表は29日、ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でオランダ代表と対戦し、1-2と敗れた。FWジオバニ・ドス・サントスは、終了直前までリードしながらの逆転負けに落胆している。

 ドス・サントスのゴールで先制し、終盤までリードを保っていたメキシコ。だが、88分にセットプレーから同点とされると、アディショナルタイムに悪夢が待っていた。DFラファエル・マルケスがMFアリエン・ロッベンを倒してしまい、PKを献上。これを決められ、天国から地獄へと落とされた。

 ドス・サントスは試合後、次のように話している。

「5分でそれまでの仕事すべてが無駄になってしまった。自分たちを責めることはない。これがサッカーだ。僕らは負けることを学ばなければならない。胸を張って去るよ。僕らはベストを尽くした」

「つらいよ。手中に収めていたからね。僕らは素晴らしい仕事をして、終了5分前までリードしていたんだ。チームはうまくやっていた。フィジカルも彼らより良かった。一つのことで(ヴェスレイ・)スナイデルをフリーにしてしまい、彼に決められたのは残念だ」

 ミゲル・エレーラ監督は、ロッベンがダイブを繰り返していたと主張し、レフェリーへの不満を表した。ドス・サントスも同様の不満があるようだ。

「より大きな国と対戦すると、いつもジャッジが異なる。なぜかは分からない。でも、今日のメキシコはファウルを取ってもらえなかった。オランダは好きなようにプレーできたね。PKのプレーは明白だったと思う。ロッベンはすでにダイブしていた。でも、イエローカードをもらわなかった。そしてPKの笛が吹かれたんだ」

 メキシコにも良くなかった点があることは認めている。

「無意識的に僕らは下がってしまった。試合をコントロールしていたと思うけど、同点弾を食らう前にポゼッションを譲ってしまったんだ。こういうチームが相手では、90分までキープするのは常に難しいことなんだよ」

 24年ぶりのベスト8進出が懸かっていただけに、メキシコの落胆は一層大きなものだ。

「何より悲しいのは、代表がこのレベルだったことはないということなんだ。僕らは歴史をつくる寸前だったんだよ。残念ながら、これまでのように、ベスト16で敗退するもう一つのチームとなってしまった」


★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ
★全64試合の公式ダイジェスト動画を配信!!
2014W杯ブラジル大会動画ページ
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP