チェルシーは1日、スペイン代表FWジエゴ・コスタの移籍について、アトレティコ・マドリーとクラブ間合意に達したと公式HPで発表した。移籍金や契約期間、背番号などについては発表されていない。

　ストライカーの補強を最優先に考えていたチェルシー。ジョゼ・モウリーニョ監督が、「D・コスタは私がチームに加えたいと思っている選手。私は彼の獲得を確信している。彼はチェルシーとサインすることになるだろう」と話していたように、D・コスタのチェルシー加入は秒読みとみられていた。

　D・コスタは1988年生まれの25歳。2006年にポルトガルリーグのブラガでプロデビューを果たすと、07年1月にアトレティコに完全移籍を果たした。その後、3クラブにレンタル移籍、バジャドリードへの完全移籍を経て、10年6月にアトレティコに復帰。

　12年1月のラージョへのレンタル移籍を経て、再びアトレティコに復帰すると、ついに覚醒。アトレティコのエースへと成長した今季はリーグ戦34試合に出場、27得点を挙げて、18年ぶりのリーガ制覇に大きく貢献し、準優勝に終わった欧州CLでも9試合で8得点を記録した。

　また、ブラジルとスペインの二重国籍を有しているD・コスタは昨年3月にブラジル代表に招集されたものの、同年10月にスペイン代表を選択したことを発表。ブラジルW杯のメンバーにも選出された。本大会では2試合に先発出場したが得点を挙げることができず、チームもまさかのグループリーグ敗退となっていた。

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