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カカ:「MLSを世界トップ5のリーグにしたい」

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オーランド移籍の理由を語る

 ミランからオーランド・シティへの移籍が決定した元ブラジル代表MFカカが、会見で新天地での挑戦への意気込みや、アメリカ移籍を決めた理由について語った。

 先日ミランとの契約解消が決定したカカは、1日にオーランド・シティへの加入が正式に発表された。オーランドがMLSに参戦する来年までの6か月間は、レンタルの形で古巣サンパウロへ移籍することになる。

 カカが会見で述べた言葉を、MLS公式ウェブサイトやイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

「オーランド・シティへの移籍が決まってすごくうれしい。だが、ミランを去るのはつらいことだった。僕はミランでトップに達した。残留の可能性もあったが、6か月後のシーズン途中に出て行きたくはなかった」

「最初はプロとして最善の選択だとは思えなかった。すべてがまとまったのは、何度か議論を重ねた後、僕が育ったクラブであるサンパウロヘ行く契約にもサインすることができたときだ」

 MLS移籍を選んだのは金銭面の理由によるものではなく、プレーで貢献することができると確信している。

「オーランドを選んだのはお金のためじゃない。金銭面ではもっと良いオファーもあった。あと1年契約の残っていたミランに残ることもできたし、アジアやブラジルへ行くこともできた。オーランドを選んだのは人生の選択だ」

「(元MLSの)デイビッド・ベッカムとも長い時間話をした。2年前にはニューヨーク・レッドブルズへの移籍がまとまらなかったけど、オーランドのオファーは魅力的に思えた。アメリカサッカーのために手を貸したい。年金を受け取るつもりで行くわけじゃない。まだ年寄りじゃないし、大きな貢献ができると思っている」

 将来的には、MLSが世界で屈指のリーグに成長することへの期待を述べた。

「今後の数年間に大きく成長していくと思う。僕が期待しているのは、サッカーがアメリカで一番のスポーツになることだ」

「MLSが世界トップ5のリーグの一角に成長することを願っている。そういう目標を持ちたい。僕はほかの選手たちに、アメリカのリーグがプレーするのに良い場所だということを見せられると思う」

 カカはまた、ミランのチームメートだったFWロビーニョもMLSへ移籍する可能性があると考えているようだ。

「最近彼と話はしていない。でも、彼は次にMLSからのオファーを受ける選手たちの中の一人になるかもしれないと思っている」
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