アルゼンチンを恐れないベルギー

　ベルギー代表は5日、W杯準々決勝でアルゼンチン代表と対戦する。試合に向けての意気込みを語った選手たちのコメントを、『ロイター通信』などが伝えた。

　グループリーグを3戦全勝で突破し、決勝トーナメント1回戦でアメリカも撃破したベルギーだが、ここまでの戦いぶりは決して好調なものではないと評価されている。

　MFアクセル・ビツェルは、アルゼンチン戦はもう少し戦いやすい試合になるかもしれないと語った。

「グループリーグではどの相手も慎重なチームで、難しい戦いを強いられたというのは理解できる。アメリカ戦ではもっとスペースがあった。アルゼンチンは主導権を握ろうとしてくることが予想される」

「相手がスペースを空けてくれるなら、こちらの選手がそこに侵入することができる。そうなることを期待しているよ。ベルギーにはスピードのある選手が多いし、アルゼンチンはここまで良いプレーをしているわけじゃないからね」

　ここまで4得点を記録しているアルゼンチンFWリオネル・メッシに対しては、チーム全体で止める意識が必要だとDFヤン・フェルトンヘンは語る。

「僕らは相手チームにとって戦いにくいチームだ。もちろん恐れは感じていないよ。一丸となって戦うべきだ。メッシが誰か1人を抜いたとすれば、2人目、3人目の選手がいて彼を止めなければならない」

　FWケビン・ミララスは、メッシに対抗できる存在として、ベルギーにはMFエデン・アザールがいると期待を述べた。

「僕らにはエデンがいる。彼をメッシや(クリスティアーノ・)ロナウドと比べられるわけではないけど、彼も何か特別なものを持った選手であることに変わりはないよ」

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