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引退試合の山田暢久、親子対決も実現「違う形で戻りたい」

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[7.5 山田暢久引退試合 浦和5-6レッズ歴代選抜 埼玉]

 昨季限りで現役を退いた山田暢久の引退試合が5日、埼玉スタジアムで行われた。かつて浦和レッズの黄金期をともにプレーしたメンバーが集結。3万3828人の観衆が集まり、レジェンドの最後のプレーを見届けた。

 試合では主に左MFでプレー。積極的にゴール前に顔を出して得点を狙った。「(最初は)すごくシュートチャンスを作っていたけど、(決めきれず)焦りがあった。1点を取ってからは気が楽になった」。結果は2ゴール2アシスト。その他でも現役時代さながらのプレーで集まった観衆を沸かせた。

 “親子対決”も実現した。「レッズ歴代選抜」の一員としてプレーしていた山田暢は後半20分に高校1年生の長男樹生くんと交代すると、同26分からは浦和現役チームでプレー。マッチアップが実現した。試合後はお父さんの顔がチラリ。「何回かマッチアップしましたけど、息子も成長したなと思いました。一緒にプレー出来て良かった」と目じりを下げた。

 試合後のセレモニーではあいさつの後、スパイクを脱ぐパフォーマンスを披露した。「このピッチで試合するのも今日で最後かなと思いました」と感慨深げに振り返った山田暢は、「さみしいですけど、また違う形でピッチに戻ってこれればいいなと思います」と近い将来の“現場復帰”を誓っていた。

※敬称略
(取材・文 児玉幸洋)

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