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好守連発で3度目MOM…コスタリカGKナバス「PK戦は負けじゃない」

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[7.5 ブラジルW杯準々決勝 オランダ0-0(PK4-3)コスタリカ サルバドル]

 再三の好セーブも勝利には結びつかなかった。コスタリカの快進撃を最後尾から支えてきたGKケイラー・ナバス(レバンテ)はこの日もビッグセーブを連発。PK戦では1本も止められなかったが、今大会3度目のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 前半29分、FWメンフィス・デパイのシュートを右足1本でセーブすると、同39分にはMFヴェスレイ・スナイデルの直接FKを鋭い反応で弾き出した。オランダに打たれたシュートは20本。そのうち15本は枠内シュートだったが、ナバスがゴール前に立ちはだかった。

 しかし、チームは1点を取ることができず、守護神の奮闘に応えられない。0-0のままPK戦に突入すると、2人が止められ、PK3-4で敗れた。

「このW杯は素晴らしい経験になった。僕らは顔を上げて大会を去るよ。全員が良い仕事をした。ピッチにすべてを出し切ったんだ」

 ウルグアイ、イタリア、イングランドと同組となったグループリーグを2勝1分の首位で突破し、決勝トーナメント1回戦ではギリシャにPK戦の末、競り勝った。コスタリカ史上初のベスト8。その結果に悔いはない。

「負けるのが好きな選手なんていないし、とてもつらい。でも、僕らは1試合も負けてないんだ。PK戦は負けじゃない」。5試合でわずか2失点。コスタリカ旋風、そしてナバスの数々のセービングは強烈なインパクトを残した。

(取材・文 西山紘平)

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