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カンナバーロ氏:「ファン・ハールはシレッセンへの敬意を欠いた」

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マテウス氏はチームのためとの見解

 ワールドカップ(W杯)準々決勝のコスタリカ戦で、オランダ代表ルイス・ファン・ハール監督がPK戦のために守護神を交代させたことについて、元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏は否定的な見解を示した。

 ファン・ハール監督はコスタリカ戦の延長後半終了間際、正GKヤスパー・シレッセンに代えてGKティム・クルルを投入。PK戦でクルルはPKを2度ストップし、オランダをベスト4進出に導いた。交代枠を最後まで残し、GKを変更してPK戦に臨んだファン・ハール監督の采配には賛辞が寄せられている。

 ファン・ハール監督は試合後、事前にクルル起用を考えていたことを明かし、シレッセンにとって落胆することと認めつつ、GKによって特長は異なると話していた。

 だが、2006年のW杯王者であるカンナバーロ氏は、ブラジル『グローボエスポルチ』で次のように述べている。

「今は誰もが、ファン・ハールはレジェンドであり、マジシャンだと言うだろう。だが正直、私はあまり気に入らない。(シレッセンへの)敬意を欠いているよ。次の試合で誰がGKになるんだ? 監督から100%信頼されていないと感じながら試合に臨むのかい?」

 一方で、1990年の世界王者である元ドイツ代表のローター・マテウス氏は、このように語った。

「私は違う見方だ。PK戦でGKを変えることは少なくない。このGK(クルル)にはPK戦においてよりクオリティーがあったということだ。(シレッセンへの)敬意を欠いているかもしれないが、チームにとってのアドバンテージであり、実際にそれが認められた」

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