復権に向けて意気込む新監督

　ミランのフィリッポ・インザーギ監督が10日に会見を行った。新指揮官はミランの復活に向けて意気込むとともに、MF本田圭佑についても言及している。

　セリエAで8位に終わり、欧州カップ戦出場権を得られず、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督、クラレンス・セードルフ前監督を解任するなど、混迷を極めたミラン。新たに就任したインザーギ監督は、次のように意気込んでいる。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「ミランとは何かが忘れられている。世界で最もタイトルを獲得したクラブだ。私はその監督であり、ベストを尽くす。自分がふさわしいことを願っている。最も大切なのは、再びミランのDNAをつくることだ」

「私が勝利していたときはいつも、本物のグループがあり、本物の指揮官がいた。前任者の評価はしない。私はとても自己批判的で、うまくいかないときは常に監督の責任と考える」

　会見に同席したアドリアーノ・ガッリアCEOは、「ドイツのプレーやサイドの動きを見て、彼は興奮していた」と、インザーギ監督がドイツ代表のシステムを参考にしていることを明かしている。だが、「4-3-3か4-4-2が好き」というインザーギ監督は、次のようにコメントした。

「誰の真似もしたくない。私はこのチームのことを信じているんだ。以前のように戻るとね。私は攻撃的なサッカーをするミランにしたい。サン・シーロに来たら、対戦相手が恐れを抱くようでなければいけないんだ」

　また、インザーギ監督は本田について、次のように述べている。クラブの公式ウェブサイトがコメントを伝えた。

「本田は素晴らしい選手だ。優れたプロフェッショナルだよ。前線の3枚の一人として起用することができるだろう。でも、選手たちがどこでベストを発揮できるかを理解するのが、私とスタッフの仕事だ」

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