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柿谷が壮行セレモニーでサポーターに涙の挨拶「ここの8番が似合う選手になって帰ってくる」

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[7.15 J1第12節 C大阪1-2川崎F 金鳥スタ]

 サポーターに、勝利を残すことはできなかった。15日に再開したJ1リーグで、セレッソ大阪川崎フロンターレと対戦し、1-2で敗れた。ブラジルW杯に出場し、スイスのバーゼルへ完全移籍することを決めたC大阪のFW柿谷曜一朗は、1点リードを許した後半38分からピッチに立った。投入された直後から、持ち味のトラップやドリブル突破を見せて、同点ゴールを目指した柿谷だったが、ラストマッチでチームに勝ち点をもたらすことはできなかった。

 試合後の壮行セレモニーで柿谷は、涙を流し、言葉につまりながらも、サポーターに挨拶をした。「こんばんは。スイスのバーゼルというチームに移籍することが決まりました」と切り出した柿谷は、「正直、すごく悩みました。自分から、この8番のユニフォームを脱ぐというのは、どうしてもしたくないことで…。ただ、W杯を経験してもっともっと強くならないといけないと思いました」と、移籍を決断した経緯を説明した。

 4歳でC大阪の下部組織に入り、誰よりも大切に育てられた柿谷。一度は、練習への度重なる遅刻などから、当時J2の徳島に放出されたこともあったが、再びピンクのユニフォームを身にまとった柿谷を、チームも、ファン・サポーターも支えてくれた。その恩を、柿谷は忘れていなかった。

「C大阪に帰って来てから、たくさんのサポーターから本当に温かく見守ってもらいました。何よりチームメイトのみんなには、本当に苦しいときに助けてもらいました。本当にありがとうございます。そして、家族。こんな僕をここまで育ててくれて、本当にありがとうございます」

 そう感謝の言葉を紡いだ柿谷だが、やはり、サポーターとの約束を果たせなかったことが、何よりも心残りのようだ。「最後に、サポーターの皆さんには『優勝してから出て行く』とあれほど言っていたのに、自分から出て行くことを選んでしまって、本当に申し訳なく思います」と、涙ながらに詫びて、自身が欧州へ行く最大の理由を強調した。

「ただ、今よりもっともっと強くなって、ここの8番がもっともっと似合う選手になって帰って来たいと思います。本当に今日は、ありがとうございました」


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