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代表引退のラーム「これからはドイツ代表のファン」

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 24年ぶり4度目の優勝を成し遂げたブラジルW杯を最後にドイツ代表からの引退を表明したDFフィリップ・ラームが、所属するバイエルンの公式サイトでインタビューに応じ、「これからはドイツ代表のファンになる」と話している。

 2004年2月のクロアチア戦でフル代表デビューしたラームは10年間で国際Aマッチ113試合に出場。そのすべてが先発出場だった。

「最高の10年間だった。これ以上のことはない。あのチームでこれほどまでに素晴らしい時間を過ごせて感無量だ。恩にきる」

 まだ30歳。それでも「昨シーズンの途中から、代表で6度目となる今回の大舞台を最後に引退すると決めていた。これが正しい決断だと直感した」という。

 ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は「彼はどこまでも結果を追求するプロ選手の鏡だ」と称え、最後の大舞台でキャプテンとしてチームを世界一に導いたことを「ずば抜けたキャリアに王冠を被せた」と表現した。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは「ラームという選手、人間、そしてキャプテンの代役を見つけるのは容易ではない」と、ドイツ代表にとってラームの引退が大きな損失であることを認める。ラーム自身は今後、代表チームにどう関わっていくかについて「何も予測できない」と話しているが、「これからは、ドイツ代表のファンになる」ということだけは確かなようだ。

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