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観衆2万超、小野が札幌デビューも勝ち点3スルリ

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[7.20 J2第22節 札幌1-1大分 札幌ド]

 コンサドーレ札幌はホームで大分トリニータと1-1で引き分けた。後半12分にMF宮澤裕樹のゴールで先制したが、同45分にFWラドンチッチに同点弾を許した。札幌の連勝は3でストップ。大分の連敗も2で止まった。

 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズから加入したMF小野伸二が約2年ぶりにJの舞台に帰ってきた。6月8日の入団会見から1か月半。ようやく移籍ウインドーが解禁となり、18日に選手登録。小野は登録即先発出場を果たした。

 前半は小野の積極的なプレーが目立った。前半5分にはゴール前でFKを獲得。小野が直接狙うが、これは壁に当たってしまい、枠を外れる。その後もCKのキッカーをすべて務めるなど、チャンスメークを図った。

 だがなかなか得点は生まれない。前半37分にはFW内村圭宏が大分守備網をドリブルですり抜けると、左足シュート。しかしこの決定機もGK武田洋平に右手一本で防がれてしまった。前半はスコアレスで折り返すことになった。

 後半に入ると、まずは大分が攻勢を仕掛ける。こちらも加入後初先発となったFWラドンチッチ(←大宮)を中心に立て続けにチャンスを作る。しかし6分のCKを頭で合わせたシュートをGK金山隼樹がビッグセーブで弾きだすなど、寸でのところで先制点は与えない。

 すると後半12分、札幌が待望の先制点を決める。中央のMF荒野拓馬がDFの股下を抜くパスで左サイドの内村に展開。ダイレクトで折り返すと、ゴール前に入り込んだMF宮澤裕樹が左足でゴールネットを揺らした。

 左MFでの先発となった小野だが、試合中、中央に入ったりと流動的にプレー。疲れの見え始めてからは最前線に入ってボールを待つ。小野は後半31分にFW都倉賢と交代でお役御免。詰めかけた観衆は2万633人。得点に絡むプレーこそなかったが、さすがのテクニックで今季最多となる2万人超のサポーターを大満足させた。

 しかしこのまま札幌が逃げ切るかと思われた後半45分、大分はアーリークロスをラドンチッチがヘディングで合わせる値千金のゴールで土壇場で同点に追いつく。後半37分にはDF阪田章裕が負傷交代を余儀なくされるアクシデントもあったが、何とかアウェーで勝ち点1を積み上げている。


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