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千葉が関塚体制リーグ戦初陣白星…対栃木は4年ぶり勝利

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[7.20 J2第22節 栃木0-2千葉 栃木グ]

 ジェフユナイテッド千葉が敵地で栃木SCを2-0で下した。ロンドン五輪日本代表監督などを歴任した関塚隆氏を新監督を迎えた千葉。リーグ戦初陣を白星で飾るとともに、13日の天皇杯長野戦に続く公式戦2連勝となった。千葉は今季2度目のリーグ2連勝で勝ち点を33に伸ばし、勝ち点32の栃木を上回った。

 試合はあっという間に動いた。開始1分45秒、左サイドからのCKを獲得した千葉は、DF中村太亮のクロスにMF井出遥也がドンピシャのタイミングで飛び込む。期待の20歳MFの今季2ゴール目で、千葉が幸先よく先制に成功した。

 その後も攻める千葉。2トップのFW森本貴幸とFWケンペスが中心になって栃木ゴールに迫る。すると前半32分、MF兵働昭弘の浮き球パスで裏に抜けたケンペスが、GKと交錯しながらもボールを押し込み、千葉のリードは2点に広がった。

 後半に入っても千葉ペースは変わらない。後半25分には中村のロングシュートがクロスバーを叩く。跳ね返りをDF大岩一貴がヘディングで押し込んだが、これは惜しくもオフサイドで取り消されてしまった。

 シュート数では千葉を上回っていた栃木だが、チャンスらしいチャンスがなかなか作れない。後半31分には怪我で出遅れていたMF中美慶哉をプロデビューさせるなど、阪倉裕二監督も試行錯誤を重ねる。しかし2点ビハインドは変わらず、このまま試合終了。12日の天皇杯群馬戦に続く、2試合連続の零封負けを喫した。

 千葉は対栃木では2010年9月26日以来、8戦ぶり勝利。敵地では初勝利となった。しかし喜んでばかりもいられない。DFキム・ヒョヌンとMF谷澤達也が累積4枚目のカードを受けてしまい、次節長崎戦の出場停止が決定。ケンペスに至っては累積8枚目で2試合の出場停止となる。4位以下が勝ち点ひしめく大混戦の中で、千葉にとっての正念場も続く。


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