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福岡とのシーソーゲームを制した岡山、14戦無敗を記録

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[7.20 J2第22節 福岡2-3岡山 レベスタ]

 J2は20日、第22節を各地で行い、レベルファイブスタジアムではアビスパ福岡ファジアーノ岡山をホームに迎えた。前半に先制した岡山が後半に入って一時は福岡に逆転を許しながらも、その後2点を奪ってシーソーゲームを制した。4試合ぶりの白星を獲得し、無敗記録を14試合に伸ばしている。

 前半3分にMF上田康太がファーストシュートを放ったように、序盤はアウェーの岡山が主導権を握った。シャドーのFW石原崇兆がキレのあるステップで攻撃にアクセントを加え、アウトサイドのMF三村真が積極的な攻め上がりを見せるなど、左サイドから敵陣深くまで侵入しようと試みる。前半14分には石原がミドルレンジから狙ったが、シュートはGK神山竜一の守備範囲に飛んで先制点を奪うには至らなかった。

 その後もドイスボランチの上田とMF千明聖典を中心にボールを回す岡山がリズムを作った。前半19分に1トップのFW久保裕一がPA内から狙ったシュートは枠を捉えず、同20分には石原がミドルシュートを放ったものの、神山に落ち着いて対応されてしまう。さらに同23分には後方からのパスに反応したFW片山瑛一が好機を迎えたが神山のセーブに遭い、スコアを動かせない。

 しかし、前半34分にセットプレーから岡山が福岡ゴールをこじ開ける。左サイドで得たFKを上田がゴール前に送ると、福岡のクリアミスを誘う。こぼれ球に反応したDF久木田紳吾が冷静に流し込んで先制に成功した。失点後からシュートチャンスを作った福岡はFW城後寿やMF酒井宣福が積極的にゴールを狙ったが同点には追い付けず、1-0と岡山がリードしたまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 1点のビハインドを背負った福岡は、後半からDFパク・ゴンに代えてFW金森健志を投入して反撃を試みる。すると後半10分、MF武田英二郎のCKをDFイ・グァンソンがドンピシャのタイミングで合わせて、1-1の同点に追い付く。さらに同15分には、ハーフウェーライン付近から城後がゴール前に送ったボールを武田がヘディングで合わせて一気に逆転に成功した。

 しかし、逆転を許した岡山がすぐさま試合を振り出しに戻す。後半20分、ゴール前の混戦からPA外にこぼれたボールに反応した片山が右足を一閃。凄まじい勢いで飛び出したボールは一直線にゴールネットに突き刺さり、あっという間に岡山がスコアを2-2とした。

 後半26分には金森が放ったシュートがGK中林洋次のセーブに遭い、後半35分にはFW押谷祐樹のパスからPA内でフリーになった久保が決定機を迎えるも、シュートはクロスバーに阻まれた。両チームともに決定機を作りながらも勝ち越し点が生まれなかったが、終盤に岡山が逆転ゴールを奪う。

 後半39分、千明のスルーパスに反応した押谷が落ち着いてネットを揺らしてスコアを3-2とした。そのまま逃げ切った岡山は激しい打ち合いを制し、4試合ぶりの白星を収めた。


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