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3位川崎Fが再開後3連勝、登里の「鳥肌が立った」決勝点で2位鳥栖を下す

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[7.23 J1第16節 鳥栖0-1川崎F ベアスタ]

 3位川崎フロンターレはアウェーで2位サガン鳥栖と対戦し、1-0で競り勝った。これでリーグ再開後、3連勝。首位浦和と勝ち点5差の3位をキープし、6試合ぶりの黒星となった鳥栖に勝ち点1差まで迫った。

 鳥栖は前半12分、左CKのショートコーナーからこぼれ球をDF菊地直哉が左足ボレーで叩くが、惜しくも右ポストを直撃。川崎Fも同14分、MF大島僚太の縦パスを受けたFW小林悠が右足ミドルで狙ったが、枠を捉え切れなかった。

 互いにチャンスをつくりながら1点が遠い両チーム。スコアレスで折り返した後半6分、鳥栖は大きなサイドチェンジを受けたFW池田圭が胸トラップから左足を振り抜いたが、GKの好守に阻まれる。川崎Fは後半11分、MF金久保順に代えて故障明けのFWレナトを投入。同16分にはそのレナトがドリブルで持ち込み、自ら左足でミドルシュートを打った。

 均衡が破れたのは後半17分。川崎Fは左SBのDF登里享平がオーバーラップからゴール前にクロスを入れると、こぼれ球をつないでMF森谷賢太郎から再び登里へ。PA内左に切れ込んだ登里は角度のない位置から左足を振り抜き、ニアサイドを破ったシュートが左ポストを叩いて逆のサイドネットに吸い込まれた。

 1点を追う展開となった鳥栖も反撃に出るが、後半38分にはFW豊田陽平のシュートがポストを直撃。川崎Fは後半41分、途中出場のMFパウリーニョが2枚目の警告で退場処分を受け、終盤は数的不利に立たされたが、1点を最後まで守り抜き、そのまま1-0で逃げ切った。

 12年9月1日の仙台戦以来、約2年ぶりのゴールとなる今季初得点が決勝点となった登里は試合後のインタビューで「決勝ゴールが初めてなので、鳥肌が立ちました」と興奮気味にコメント。「チームが一つになっているのを感じるし、それが3連勝につながっていると思う。これを継続して、勝ち点3を積み重ねていきたい」と力強く話していた。


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