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攻撃を司るナンバー10、神戸MF森岡「自分自身がゴールに向かう」

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[7.23 J1第16節 横浜FM1-1神戸 ニッパ球]

 背番号10はヴィッセル神戸の攻撃を司ったが、試合後には納得のいかない表情を見せた。トップ下に配されるMF森岡亮太は、中央に固執するだけでなく上下左右に動いてボールを呼び込み、そこから質の高いパスを前線に供給して攻撃にリズムを生み出した。

 トップ下でプレーする際に意識していることを「前線にはスピードのある選手がそろっていて得点力もあるので、最終ラインと前線の中継役をこなしつつ、その中でゴールに直結するプレーを意識しています」と語った。その言葉どおり、後半12分にはDF奥井諒へ、同13分にはMF小川慶治朗へ針の穴を通すようなスルーパスを送り、決定機を創出した。

 得点につながらなかったこともあるが、本人は決定機創出の回数が少なかったことに納得がいかなかったようだ。「後ろでボールを受けたときはある程度、組み立てもできましたが、もう少し高い位置で組み立てられるようにならないと。それに安全なプレーが多かったと思うので、スルーパスを送る形を何度も出さないといけません。そこが課題ですね」と話した。

 さらに、第6節大宮戦で今季2点目を決めて以来得点がなく、横浜FM戦でもシュートゼロに終わったことで、「あまりシュートを打てていないので、ゴールを取る部分はもっと意識しないといけません。自分自身がゴールに向かう姿勢を出して行きたい」とゴールへのどん欲な姿勢を示した。

 背番号10を背負って2年目を迎えた23歳は、プレーメーカーとしてさらなる飛躍を遂げるだけでなく、フィニッシャーとしても成長することを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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