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[Fリーグ]町田が東京ダービー2連勝で今季初の連勝! すみだはホーム2連敗

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[7.26 Fリーグ2014/15第6節 すみだ1-4町田 墨田]

 Fリーグは26日、各地で第6節を行い、墨田区総合体育館ではフウガドールすみだペスカドーラ町田の東京ダービーが行われた。試合は前半開始早々と、後半開始早々にゴ
ールを挙げた町田が、すみだの反撃を1点に抑えると終盤に2点を加えて4-1で勝利。前節の府中戦(2-1)に続き、東京ダービー2連勝で今季初の連勝を飾った。一方、すみだは本拠地で2連敗を喫している。

 前節、ホームアリーナ初戦で大分に1-2で敗れたすみだは、FP諸江剣語が先発出場。2試合ぶりの勝利を目指す。一方、前節で府中から勝利を挙げて、東京ダービー連勝を狙う町田は、元日本代表FP金山友紀がベンチ外になっている。

 キックオフから、わずか9秒。町田はプレスを掛けるとボールを奪い、FP篠崎隆樹がゴール正面から右足でのシュートを叩きこむ。前半4分にはすみだがキックインから決定機をつくる。FP杉尾浩平が入れたボールに、FP宮崎暁が合わせたが、GKイゴールにセーブされた。同5分には町田のFP出浦知弘がFP大地悟とのワンツーで右サイドを突破、GK大黒章太郎の脇を抜くシュートを放ったが、ゴール右に逸れて行った。

 互いに攻め合う展開で、町田は6分にもセットプレーから出浦が立て続けにシュートしたが、追加点にはならない。町田は攻撃をやり切り、すみだに速攻の形をつくらせない。シュートコースを限定して、最後はGKイゴールがしっかりとシュートを防ぐ。しかも、ほとんどのシュートをキャッチして、攻撃に転じられることも良いリズムをつくり出す要因となっていた。

 前半11分過ぎからは、すみだがボールを保持する時間が長くなる。町田の守備の前に、なかなかシュートを打てなかったが、13分には右サイドからFP金川武司が折り返したボールに宮崎がヘッドで合わせたが、枠を捉えられない。

 堅い守りを見せ続ける町田は、相手ボールを奪ってからしっかりとフィニッシュに持ち込む。19分にはFP森谷優太からのパスを受けたFP日根野谷建がゴールを狙ったが、GK大黒に抑えられた。さらに20分にも町田は、前線へ抜けた大地が絶妙なトラップからシュート。これをGK大黒が弾くと、こぼれ球を森谷が拾ってシュート。無人のゴールに入るかと思われたが、金川が懸命な守備でCKへ逃げた。残り10秒で町田は再び日根野がゴールを狙ったが、GK大黒が好セーブ。町田が1点リードしたまま、前半を折り返した。

 後半、最初の決定的な場面をつくり出したのも、町田だった。開始26秒、左サイドでFKを得ると、浮き球を逆サイドへ。これを篠崎がボレーで合わせたが、シュートはGK大黒に止められる。これで町田が得たCKをすみだは防ぐと、後半から出場したFP太見寿人がボールを運び、PA前で倒されてFKを得る。1ポイントでFP一木秀之をピッチに送り出したすみだは、サインプレーを見せて太見に好機が巡ってきたが、シュートを枠に飛ばせなかった。

 後半2分には町田が追加点を挙げる。右サイドで篠崎がボールを持ち出し、ゴール前に折り返しを入れる。これを受けた永島が、落ち着き払ってループシュートを決めて点差を2点に広げた。すみだにも負けない切り替えの早さを見せる町田は、同9分にもFP甲斐修侍のループパスに大地が反応し、絶妙なトラップでDFをかわしてシュートを放ったが、GK大黒が懸命にセーブする。

 後半12分には、すみだが決定機をつくる。ロングボールが前線に抜けた宮崎にとおり、ファーポスト前に詰めた太見にボールが通ったが、イゴールが驚異的な反応でセーブする。それでも13分、すみだは宮崎の縦パスがDFに当たってこぼれたところを、太見が反転しながら左足で叩きこみ、1点差に詰め寄った。

 その後もボールを保持するすみだに対し、町田が速攻を狙う展開になる。町田は後半19分にFP狩野新、篠崎が速攻から追加点を挙げて4-1で勝利。次節、すみだはアウェーで神戸と、町田はホームで湘南と対戦する。

フウガドールすみだ 4-1(前半0-1) ペスカドーラ町田
<得点者>
[す]太見寿人(33分)
[町]篠崎隆樹2(1分、39分)、永島俊(22分)、狩野新(39分)

(取材・文 河合拓)

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