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森谷の今季2点目が決勝点!川崎Fが4連勝で首位追走!!

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[7.27 J1第17節 川崎F1-0新潟 等々力]

 J1第17節が27日各地で行われ、等々力陸上競技場では3位川崎フロンターレが10位アルビレックス新潟を迎えた。後半に入ってMF森谷賢太郎の得点で先制した川崎Fがリードを守り切ると、4連勝を飾った。

 前節、2位鳥栖との上位対決を制し(1-0)、アウェー3連戦を全勝で終えた川崎Fは、清水戦、鳥栖戦と同じ11人で臨んだ。

 敵地に乗り込んだ新潟は、MF成岡翔が5月10日第13節柏戦以来に先発に復帰。FW田中達也も中断明け初のスタメンとなった。

 パスで崩すことを武器とする両チーム、立ち上がりは新潟がボールを保持する時間が続くも、ファーストシュートは川崎F。9分にFW大久保嘉人のパスをFW小林悠がシュートまで持ち込むと、その4分後にもPA内のこぼれ球を小林悠がねばって落とすと、最後は走り込んだMF中村憲剛へ。左足のシュートはクロスバーの上を越えていった。

 ボール支配率を高める川崎Fがなおも攻める。22分には中村憲剛のスルーパスから左サイドバックのDF登里享平が中央に折り返したボールを大久保がつめたがゴールならず。さらに3分後、大久保のスルーパスに反応した右サイドバックのDF小宮山尊信がドリブルでPA内に侵入し角度のないところから右足を降り抜くも、シュートは枠をとらえることができない。

 新潟が最初のシュートを放ったのは27分、川崎Fの自陣でのパス回しにプレッシャーをかけてミスを誘うと、DF松原健の折り返しをMFレオ・シルバ右足で合わせたが、ゴールポストの右へと逸れていった。川崎Fの攻撃をしのぎながら両サイドを使って攻め入る新潟の前半最大の決定機は43分、左サイドの成岡のクロスからMF小林裕紀がヘディングシュートを放ったが、川崎Fゴールを脅かすことはできず、スコアレスのまま前半を折り返す。

 後半開始と同時に新潟が動く。成岡を下げてMF田中亜土夢を投入。10分にも田中達に代わってFW鈴木武蔵を入れるが、先にスコアを動かしたのは川崎Fだった。15分、大久保が新潟DFライン左のオープンスペースへと出したパスに走り込んだ森谷が右足を一閃。森谷の今季2点目がついに均衡を破る。

 先制を許した直後に新潟はCKからチャンスをつくる。ニアサイドで鈴木がコースを変えると、中央でFW岡本英也が合わせたが、ボールはクロスバーのわずかに上。決定機をものにすることができない。

 川崎FはFWレナトとMF稲本潤一を投入し、システムを4-4-2から両ワイドをより高い位置に置いた4-2-3-1へ移行。すると43分には中村憲から左サイドでフリーになっていたレナトへとパスが通るも、レナトのシュートはGK守田達弥の好守に阻まれてしまった。

 追加点は奪うことができなかったものの、川崎Fは3試合連続の完封勝利に成功。勝ち点3を重ねた川崎Fの順位は3位と変わらないが、首位浦和との勝ち点差を「3」とした。新潟は無得点での3連敗と苦しい状況が続く。

(取材・文 奥山典幸)

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