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3連続完封での4連勝、憲剛「試合巧者になってきた」

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[7.27 J1第17節 川崎F1-0新潟 等々力]

 川崎フロンターレ今季2度目となる完封での3連勝を達成した。昨季は34試合51失点。「1試合平均1.5失点」だったが、今季は17試合16失点と「1試合平均1失点以下」できており、格段に守備が安定している。キャプテンのMF中村憲剛は守備が安定してきた理由を語った。

「それぞれがそれぞれのポジションでしっかり守備をすることで守れている。サイドバックはサイドバック、ボランチはボランチ。そこがだいぶハッキリしてきているので余計なカバーをしなくて済む」

 失点が減ったからといって川崎F自慢の攻撃力が低下したわけではなく、リーグトップの得点力(30得点)を誇る。「得点になったところは自分たちがいつもやっていることをやっているだけで、特別難しいことはしてない」と中村憲剛は言う。

 序盤こそアルビレックス新潟にうまく守られていたが、ショートパスを主体としたサッカーに磨きがかかっている。1得点に終わったものの、この試合でもチャンスは多くつくれていた。それは中村憲剛曰く「練習の賜物」だ。

「こっちがスピードを上げているわけじゃない、向こうが落ちる。いつも通りのスピードが相手にとっては速い。そういう練習をいつもやっている。それは練習の賜物。点を取って自分たちが重心を後ろにした後、面白いようにカウンターが決まった。試合巧者になってきたと思う」

 7月の天皇杯を含めた公式戦5連戦を全勝で終えた川崎F。首位浦和との勝ち点差を「3」につめて、リーグ後半戦に突入する。

(取材・文 奥山典幸)

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