バルセロナに移籍したウルグアイ代表FWルイス・スアレスが8月中旬にもチームの練習に合流し、リーガ・エスパニョーラ開幕に間に合う可能性が出てきたようだ。

　ブラジルW杯のイタリア戦でDFジョルジョ・キエッリーニに対する噛みつき行為を働いたスアレスに対し、国際サッカー連盟(FIFA)は9試合の出場停止、4か月間のあらゆるサッカー活動の禁止、そして罰金10万スイスフラン(約1135万円)という重い処分を下した。

　しかし、W杯後に加入が決まったバルセロナが処分の軽減を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。英紙『ガーディアン』によると、CASによるスアレスに対するヒヤリングが8月8日に行われる見通しとなったという。

　CASが裁定を下すのはその1週間後とみられており、そこで処分の軽減が認められれば、8月中旬にもチームメイトとともに練習を再開できる可能性があると同紙は指摘。つまり8月24日に開幕するリーガ・エスパニョーラ開幕戦・エルチェ戦にも間に合うということになる。

　バルセロナ側の訴えが認められなかった場合、スアレスの処分が明けるのは10月25日となり、同日または26日に開催が予定されているレアル・マドリーとのクラシコがバルセロナデビューの舞台となる可能性が高い。

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