ヒュルマンド体制初戦ではベンチ外

　ハンブルガーSV(HSV)はマインツMFニコライ・ミュラー(26)の獲得に近づいているようだ。新シーズンの初公式戦で、マインツを率いるカスパー・ヒュルマンド監督は同選手をメンバーに含めなかった。

　マインツは7月31日に行われたヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦ファーストレグの試合で、FW岡崎慎司の決勝弾によりギリシャのアステラス・トリポリスに1-0で先勝した。だが、昨季リーグ戦で29試合9ゴールのN・ミュラーはこの試合のベンチ入りメンバーに名を連ねていない。

　同選手はマインツとの契約を2015年まで残しているが、HSVが獲得に乗り出しているとここ数週間報じられている。ヒュルマンド監督は移籍交渉についての具体的な言及は避けながらも、N・ミュラーをメンバーに含めなかったことについてドイツ『シュポルト1』で次のように説明した。

「我々は、クラブやチームのために100%を出し切る選手のみを必要としている。私の決断だ。彼がここでプレーすることを望んでいるし、必要としているが、それは彼が100%マインツの選手だと自覚している場合のみだ」

　ドイツ代表でも2キャップを記録しているN・ミュラー。主力選手であっただけに、FWエリック・マキシム・シュポ・モティングに続いてマインツを退団することになれば、クラブは新たに攻撃陣の補強を強いられるかもしれない。

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