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[総体]土壇場で追いついた鹿児島実がPK戦で西武台下し、8強進出!

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[8.4 全国高校総体3回戦 西武台高1-1(PK5-6)鹿児島実高 韮崎中央公園陸上競技場]

 9年ぶり出場の伝統校、鹿児島実高(鹿児島)が準々決勝進出を決めた。95年大会準優勝の西武台高(埼玉)との一戦は、攻守の切り替えの速さと組織的なディフェンスを見せる西武台が先にゴールを奪う。前半15分、前線のターゲットとなっていたFW中山歩(3年)が左スローインを受けると反転からクロス。これをFW新行内一輝(2年)が右足で押し込んで先制した。

 対する鹿児島実はMF大迫柊斗とMF福島立也(ともに3年)の両翼の突破と191cmFW前田翔吾(3年)へのクロスで反撃するが、西武台の素早いディフェンスに苦戦したこともあってなかなかいいボールが入らず、得点することができない。

 後半は鹿児島実がボールを握る時間を増やしたが、西武台もMF及川皓平主将(3年)のスルーパスやFW小宮大知(3年)のドリブル突破などで2点目のゴールを狙っていく。無得点のまま終盤を迎えてしまった鹿児島実だが試合終了間際の後半34分、交代出場のMF西元宣了(3年)がドリブルでチャンスメーク。前田からの1タッチパスを受けた交代出場MF渡邊大地(2年)が左足で劇的な同点ゴールをもぎ取った。 

 1-1でPK戦へ持ち込んだ鹿児島実はここで3人目・DF鮫島大(3年)が失敗。追い込まれてしまったが、決まれば敗退の決まる相手の5人目・MF山田大一(3年)のシュートをGK谷口周平(3年)がストップ。最後は7人目で決着がついた。先攻・鹿児島実のDF大南拓磨(2年)が決めたのに対し、西武台DF恩田拓実(3年)のシュートが外れ、6-5で鹿児島実が勝利した。鹿児島実は6日、01年以来13年ぶりとなる準決勝進出を懸けて東福岡高(福岡)と戦う。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)


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